2017年06月
小児看護学Ⅰ:小児科外来での看護、発達障害と看護
2年生の小児看護学Ⅰでは主に子どもに特有の疾患や看護の基礎について学びます。今日の授業は北尾美香先生の講義でした。
北尾先生は小児科外来での経験だけでなく、大学院卒業後に特別支援学校で養護教諭としての経験もあり、発達障害の専門家でもあります。
「自閉症の僕が跳びはねる理由」の著者である東田さんのお話などとても興味深い講義内容でした。
初期演習:看護職としてのキャリア開発
今日は1年生の初期演習で、助産師である母性看護学の谷郷智美先生と保健師である公衆衛生看護学の松井菜摘先生から仕事の体験談のお話をしていただきました。
看護職(看護師、保健師、助産師)は、病気で病院に入院した人にだけ看護をするのではなく、妊娠した人、出産する人、家庭や地域で健康な人に対しても支援していくことが求められます。
先生方がこれまでに実践されてきた助産師や保健師のお話について1年生は興味津々で聴いていましたよ。
1年生の皆さんにはこれから様々な道に進める可能性があります。しっかりと将来のキャリアをみすえて勉強に励んでいただきたいですね。
谷郷先生が助産師になろうと思ったきっかけは?
松井先生がされていた保健師としての取り組み
成人看護学演習~急性期~
3年生の成人看護学演習がはじまりました。
急性期の演習は創傷ケア、ストーマケア、心肺蘇生の演習からスタートです。
創傷ケアでは創をみながらフィルム剤を貼る練習や
どんな体勢だったら安楽かな?どんな風に貼ったらフィットするかな?と悩みながらお互いにガーゼを貼り合いました。
はじめてストーマの面板のカットもしました。
ストーマモデルを付けてストーマの装具の交換を演習しました
心肺蘇生の演習では喉頭展開して何がみえてるとおもう?挿管チューブがどこに入るのか見てみますか?とデモ中の池田先生にいわれて
みんな「見てみたい!」と先生の周りに集まります
気道確保とバックバルブマスクでの呼吸補助や
心臓マッサージの練習もしました
みんな真剣にいきいきと演習に取り組んでいました。
日本母性看護学会@武庫川女子大学
6月11日、ここ武庫川女子大学で第19回日本母性看護学会学術集会が開催されました。
日本中の母性看護に携わる研究者や臨床者が研究発表をしたり実践報告をする場です。
今回の学術集会では、会長を務めた町浦美智子教授の挨拶、
ならびに学部長の阿曽洋子教授の挨拶から始まり、
様々な母性看護に関するテーマの発表がなされました。
今回の学術集会のテーマ「ライフサイクルにおけるセクシュアリティ支援」
会長の町浦先生の挨拶
学部長阿曽先生の挨拶
企業展示の様子
ポスター発表の様子
ナーシングサイエンスカフェ
高校生を対象にした看護職体験講座で、
赤ちゃん人形を使った育児体験や妊婦ジャケットを使った妊婦体験
学術論文賞を受賞した3名の方々と森理事長
今回の学術集会は盛会のうちに終了することができました。
多くの皆様にご協力・ご参加いただきましたことを心より感謝申し上げます。
チャイルドケアミーティング@兵庫医科大学病院
チャイルドケアミーティングとは、
兵庫医科大学病院で複数施設の小児看護職者が集まって
定期的に小児看護領域における事例検討やミニ講義を行っております。
今回で14回を数える本ミーティングでは、
本大学の藤原千惠子教授に、「レジリエンス」についてのミニ講義をしていただきました。
みなさん、「レジリエンス」ってご存知ですか?
レジリエンスとは、弾力性とか反発力などと訳されることが多いですが、
ある深刻でショックな出来事に遭遇した時でも立ち向かっていったり適応する力を指します。
聞きなれない言葉なだけに、言葉だけでは理解しにくいですが、
昔、仮装大賞で優勝した「雑草」という演技を参考にして分かりやすく説明していただきました。
つまり、何度も踏んづけられたり、タイヤで踏まれたりしても起き上がる雑草のような力だということです。
最初は心理学から生まれた概念ですが、
現在では看護学にも応用され、
藤原先生は数多くのレジリエンスに関する研究をされています。
今回は神戸大学の学生も参加されており、活発な意見交換が行われました。
本ミーティングは年に数回行われています。
小児領域における困難な事例検討について話し合ったり、ミニ講義で勉強してみませんか?
ミニ講義の様子
第1回 オープンキャンパス2017②
6月4日の看護学科オープンキャンパスと協力してくださった教員・学生をご紹介します。
まずは藤田先生のミニ講義
看護学科見学ツアースタート!
見学ツアーをお手伝いしてくれた学生さんです。
看護科学館をツアーしていきます。
小児・母性実習室
基礎看護実習室
成人・老年看護実習室
精神・在宅・公衆衛生看護学実習室
交流コーナーをお手伝いしてくれた学生さんです
交流コーナーでは在校生と高校生が楽しそうに交流していました
最後に今回手伝ってくれた学生さん全員でパシャリ
7月15、16日のオープンキャンパスでもミニ講義と見学ツアー、在校生との交流会をおこないます。
8月のオープンキャンパスでは演習も体験できます。
在校生と一緒にみなさんのお越しをお待ちしています!!
第1回 オープンキャンパス2017①
今年もこの季節になりました!梅雨入りよりも一足先にオープンキャンパスの始まりです。
第1回の6月4日、たくさんの高校生・保護者の方々にご参加いただきました。
看護学科独自の企画は模擬授業と看護科学館見学ツアー&在学生との交流会です。
どれも今年度初登場のプログラムです。
本日の模擬授業は、小児看護学・藤田優一准教授による「入院児の遊びとプレパレーション」。
健康な子どもにとっても、病気を持つ子どもにとっても、発達を促す「遊び」は生活の重要な部分を占めます。
看護師は入院中の子どもの治療に遊びをどのように取り入れているのでしょうか?
答えを知りたい方は武庫川女子大学に入学して、藤田先生の授業を受けてください。
小児看護学の授業では、絵本の読み聞かせや遊び道具を作る演習もあります。
看護科学館見学ツアーでは、看護学科自慢の4つの実習室を看護学生とともに回りました。
「公衆衛生・在宅・精神看護学実習室」を見学中
ツアーの後は、看護学科自慢の在学生と受験勉強や大学生活について、お茶を飲みながら個別にお話しました。
次回は7月15日(土)・16日(日)で、模擬授業・見学ツアー・在学生との交流会を企画しています。
7月15日(土)は福井・岡山・香川・徳島から無料送迎バスが運行されます。
ぜひお越しください。
8月11日(金)・12日(土)は「血圧測定」や「救急処置」など、看護学生が行う演習を体験していただけます。
詳細はコチラでご覧ください。
皆様のお越しをお待ちしております。