- タイの国際学会WANS2025で発表してきました!
- 2025年12月15日
2025年12月にタイ・バンコクにおいてWANS(World Academy of nursing Science) International Research Conference 2025が開催され、
基礎看護学分野の山口舞子先生がWearable Camera-Supported Learning in Nursing Education: A Practical Examination of Intramuscular Injection Training
(筋肉内注射演習におけるウェアラブルカメラを活用した看護教育の実践と評価)を発表しました。

会場から大きな反響があり、タイでも動画教材やVRを活用した教育をしていると情報交換をすることもできました。
今後も、このような学生の看護技術習得を効果的にするような教材開発と評価を実施していきたいと考えています。

基礎看護学分野の髙橋良弘先生がNursing Excellence and Situation Awareness among Nurses in Advanced Medical Institutions(看護師の卓越性の違いによる状況認識の差異とその特性)を発表しました。
発表後には、テーマに関心がある参加者と意見交換をする機会をいただき、卓越性の高い看護師の思考や判断の特徴をより深く理解するためには、引き続き質的研究が重要であることなどについて話し合うことができました。
- 難病支援学術コンソーシアムで院生が最優秀演題賞を受賞!!
- 2025年12月04日
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「難病支援学術コンソーシアム」で本学大学院看護学研究科博士後期課程の相星香さんの演題が、看護部門の最優秀演題賞に選ばれました。
テーマ:「 炎症性腸疾患患者の身体活動とソーシャルサポートとの関連」
日本の炎症性腸疾患患者の身体活動とソーシャルサポートとの関連を明らかにすることを目的に、アンケート調査を実施しました。
232名の回答を分析した結果、患者の身体活動にはソーシャルサポートが有意に影響していることが示されました。【相星香さんからのコメント】
このたびこのような賞を賜り、大変光栄に存じます。
開会式直後の大ホールでの優秀演題発表は緊張しましたが、3学術団体の合同学術集会ということもあり、審査員の先生をはじめ、医師・看護・リハビリなど多職種の方々から、今後の研究に向けた貴重な示唆を頂戴することができました。
これからも対象者の生活に寄り添い、明日からの実践につながる看護研究を目指して、引き続き研鑽を重ねてまいります。
いつも丁寧にご指導くださる布谷先生をはじめ先生方に心より感謝申し上げます。【主指導教員の布谷麻耶教授(成人慢性看護学分野)からのコメント】
「炎症性腸疾患患者の身体活動」に着目した研究は国内外で少なく、その新規性と興味深い知見が得られたことが高く評価され、受賞につながったのではないかと思います。
講演後の質疑応答では、多くの質問や意見をいただき、今後、研究を進めていくうえで貴重な示唆を得ることができました。
この度の受賞を励みに、今後も研究に精力的に取り組み、深められることを期待しています。
今後のさらなる研究のご発展を祈念しております。
おめでとうございました!!!
- 難病支援学術コンソーシアム in 滋賀
- 2025年12月01日
2025年11月28日(金)・29日(土)の2日間、第30回日本難病看護学会学術集会・第13回日本難病医療ネットワーク学会学術集会・第11回神経難病リハビリテーション研究会の合同学術集会として「難病支援学術コンソーシアム」が滋賀県大津市民会館・大津公民館にて開催されました。
本学術集会の大会長は、第30回日本難病看護学会学術集会からは本学の布谷麻耶先生、第13回日本難病医療ネットワーク学会学術集会からは滋賀医科大学の漆谷真先生、第11回神経難病リハビリテーション研究会からは滋賀県立総合病院の中馬孝容先生が務められました。
開会式の様子
大津市観光キャラクター”おおつ光ルくん”と”琵琶湖“本大会は、「つながりが支える難病の新時代」をテーマに、多職種や難病の当事者、家族の方々を中心に全国から総勢1,150名が参加され、非常に多くの演題発表や多彩な講演があり、大変実り多い会となりました。
今回、日本難病看護学会は発足から30周年を迎え、さらに祝福のムードに包まれました。
歴代の代表理事の先生方と布谷大会長150を超える一般演題の中から優秀演題として選ばれた8演題の講演発表があり、さらにその中からネットワーク部門、看護部門、リハビリテーション部門それぞれの最優秀演題賞が選出されました。
看護部門の最優秀演題賞は、本学大学院看護学研究科博士後期課程の相星香さんが受賞されました。
おめでとうございます!2日間にわたるコンソーシアムでは、災害対策についての市民公開講座&交流会もあり、難病療養者や医療者に加え、一般市民の方も含めて活発な意見交換がなされていました。

災害対策の交流会の様子今回、初の3学術団体合同開催となりましたが、「つながりが支える難病の新時代」に向かうべく、非常に重要な学術集会となりました。


- 卒業論文発表会が開催されました
- 2025年11月27日
4年生による卒業論文発表会が開催されました。
学生たちは、臨地実習での疑問や関心を、約1年かけて研究という形に発展させ、その成果を自らの言葉で発表します。


これまで培ってきたプレゼンテーション技術を駆使し、研究で得た知見を発表します。
発表聞いている学生たちも、これまでの実習経験や、看護の知識をもとに、疑問に思ったことを積極的に質問し、活発な質疑応答が行われました。
発表が終わってほっと一息&これから発表の笑顔!
最後に看護学科長 和泉先生と、看護学部長 寶田先生から発表会の講評をいただきました。4年生の研究への情熱と努力が結実した、学びの多い素晴らしい発表会となりました。
- 子育てを語り合える つながりの場:健康相談ひろば第2回
- 2025年11月15日
今年度に入り、2回目の「健康相談ひろば:子育て相談&乳幼児の計測」を武庫川女子大学の学校教育館で開催しました。
今回の健康相談ひろばには、看護学部の教員、看護学研究科 保健師コースの大学院生、そして今年度から新たに看護学部の学生がスタッフとして参加しました。
当日は、雨にもかかわらず事前予約でお申し込みいただいた9組18名の親子が来場され、会場は終始和やかな雰囲気に包まれていました。参加されたお子さんの多くは1歳未満で、月齢の近いお子さん同士の関わりや、お母さんだけでなく、お父さんも来られていて、親同士のつながりが育まれていました。
計測では、身長・体重・胸囲・頭囲などの成長を確認しながら、発育の目安や日々の育児に関するちょっとした疑問にもお答えしました。

また、学生にとって、実際に親子と関わる貴重な機会となり、保健師や看護師としての専門性やコミュニケーションを肌で感じる学びの場となりました。
学部生からは「実際に親子と関わることで、これまでの学びでは得られなかった新たな“気づき”があった」「子育て中の親の不安はさまざまで、その1つ1つに寄り添う姿勢の大切さを実感した」といった声が聞かれました。
「地域から学び、地域に活かす」という思いで「まちの保健室」「健康相談ひろば」の活動を行っております。来場いただいた皆様、ありがとうございました。次回は、2026年2月4日(水)10:30~12:00、武庫川女子大学 学校教育館1階 多目的プレイルームで子育て相談&乳幼児の計測を行います(受付締め切りは11:00となります)。
https://www.mukogawa-u.ac.jp/~kango/health/health.html
ぜひ、お友達もお誘いの上、ご参加ください。また、健康相談ひろばの他にも「まちの保健室」も開催しています。詳しくは、下記もご覧ください。
https://www.mukogawa-u.ac.jp/~kango/health/files/health-topic-01.pdf
- 療養環境を整える〜寝心地の良いベッドを目指して〜
- 2025年11月10日
1年生が基礎看護技術演習Ⅱで療養環境を整える技術を学びました。
まず初めに患者さんが入院中に過ごす環境とは何か、ディスカッションを行いました。
汚れのない、きれいなベッドであることはもちろん、音や光、においにも配慮した
療養環境を整えていくことの必要があるという意見が出ていました。次に、しわのない美しいベッドを作成する技術演習を行いました。
患者さんに援助内容について説明を行い、

ベッドを整えていきます

ボディメカニクスを意識して、自分の体も守ります。
(ボディメカニクスとは、最小限の力で安全に効率的な動作をすることです)
教員にも相談しながら、ベッド作成について学ぶことができました。

患者さんが入院中に多くの時間を過ごす、ベッドを含めた環境について、
いろんな視点から考えることができました。前向きに療養生活が送れるよう、環境を整えることを大切にしていきましょう。

