- 各委員会オリエンテーション・看護科学館オリエンテーリング
- 2025年04月14日
4月7日に新入生の各委員会オリエンテーション・看護科学館オリエンテーリングが開催されました。
まず、各委員会オリエンテーションでは、就職や奨学金、学生生活、臨地実習について、それぞれの先生方から説明がありました。
各委員の先生方から説明がなされる様子看護科学館オリエンテーリングでは、看護科学館の各教室や設備を回り、クイズやゲーム等に参加することで、教室や実習室、AEDやゴミ箱といったさまざまなものの配置を知ることができます。
武庫川女子大学の関連ワードで伝言ゲームをしている様子
母性・小児看護学実習室で探し物ゲームをしている様子
成人・老年看護学実習室でキーワードゲームをしている様子
入学してまだ日が浅い新入生のみなさんですが、すでに各グループでしっかり協力し合い、和気あいあいと楽しそうなオリエンテーリングとなりました。
- 大学院生さん紹介 博士後期課程:飯田 恵さん
- 2025年04月14日
博士後期課程 飯田 恵さん
博士後期課程2023年度入学経歴
京都大学医学部附属病院に就職後、副看護師長、看護師長、専従リスクマネジャー(GRM)、業務担当副看護部長を務め、現在、教育担当副看護部長(認定看護管理者)として現任教育に携わっている。大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻博士前期課程を修了し、2023年、本学の博士後期課程(基礎看護学分野)に入学、医療安全に関する研究に取り組んでいる。Q.1 なぜ大学院に進学しようと思ったのですか?
修士論文のテーマをより深め、患者安全に向けてエビデンスに基づいた研究結果をまとめ、臨床現場に発信できる研究を行いたいと思いました。また看護管理者はPDSA(Plan-Do-Study-Act)サイクルを回し、質改善を行い、自施設の医療、看護の質を向上することが求められます。現状の課題を分析し、創造性を持ち、先の目標を見通した計画を作成すること、そして評価では得られた結果を分析し可視化する研究の視点が必要です。看護管理者としてこれらの能力を身につけたいと思い進学を決意しました。Q.2 武庫川女子大学大学院を選んだ理由は?
臨床での実践につながる医療安全の研究ができる大学院をホームページで検索し、本学の個別相談会に参加しました。そこで教員に博士後期課程で行いたい研究についてお伝えしたところ、大変興味深く聞いて頂きました。相談している中で、自分では思いつかない多くのご助言があり、自身の研究の発想が広がっていくのを感じ、ぜひこの大学院で学びたいと思い選びました。Q.3 大学院入試の受験勉強はどのようなことをしましたか?
博士後期課程では勤務を継続しながら限られた時間で研究を進める必要があることから、入学後、すぐに研究が進められるようにしておく必要があると感じていました。そこで口述試験対策として、文献検索を行い先行研究で明らかになっていないことや研究の新規性、具体的な研究計画をまとめプレゼンテーションができるように準備をしました。英語は医療、看護に関する長文読解の書籍で勉強をしました。Q.4 博士後期課程で取り組んでいるテーマを教えて下さい?
テーマは「薬剤確認時の効果的なチェック方法に関する研究」です。投薬・注射エラーは死亡を含む大きな実害につながります。そのため多くの病院では注射薬確認時に、様々な方法により看護師2名でダブルチェックを行い、薬剤確認をしています。しかし手順は統一されておらず、どのチェック方法が有効であるかも明らかにされていません。安全性が高く、臨床で実効性のある薬剤確認方法の検証を行うための研究を行っています。Q.5 どのように仕事と学習・研究を両立させていますか?
「この時期までにここまで進めておこう」ということを指導教員が示して下さるので、それに合わせて実行できるよう計画を立てて研究を行っています。しかし仕事の忙しい時期には計画通りにいかないこともあります。その時はあまり落ち込まず、するべき仕事をこなし、その後集中して研究を行うようにしています。Q.6 大学院在学中の思い出を教えてください。
大学院で学ぶ看護教員や看護管理者、そして指導して頂く教員の先生方との会話はとても楽しく温かい気持ちとなる貴重な時間です。また全国調査でアンケート対象者や看護管理者の方から頂いた温かい励ましの記載やお手紙は忘れられない思い出となっています。Q.7 印象に残った授業を教えてください。(どのような内容だったか、なぜ/どのような点が印象に残ったか、看護実践や研究にどう生かせそうかなど)
看護研究倫理特論の講義では、看護研究における倫理的配慮の重要性や倫理的課題に対応する方法について学ぶことができました。倫理指針や研究者としての責務、責任ある研究のための条件を学び、研究者として身が引き締まる思いでした。課題レポートでは自身の研究の倫理的課題と対策をまとめ指導も受けられたため、倫理的配慮について不足している点に気づくことができました。現在職場では、学んだことを生かし看護研究の委員や研究指導を行っています。博士後期課程の授業では教員の先生方の研究についても教えて頂く機会が多くあり大変興味深いものでした。Q.8 大学院進学を考えている方へメッセージをお願いします。
私はこれまで臨床で働いてきました。臨床にはエビデンスが明らかにされていないまま行われていることも多くあり、疑問や課題を持っている方も多いのではないかと思います。大学院進学を考えている方で、まだ明確な研究テーマは決まっておらず漠然としている状況であっても、一度個別相談等を通して教員へ話してみるとよいと思います。話していく中で自身が追及したいことが整理されていくのではないでしょうか。私にとって大学院での経験は自分の人生を大きく変えるものでした。ぜひ勇気をもってチャレンジして下さい。
- 大学院修了生さん紹介 修士課程看護学研究コース:阪口 会里さん
- 2025年04月14日
修士(看護学)阪口 会里さん
修士課程看護学研究コース2023年度修了修士論文のテーマ
コロナ禍に入職した中規模病院の新卒看護師の職業継続に関わる思いと支援経歴
救急領域での実務経験を積んだ後、看護大学へ編入し学士を取得。その後、教育関連分野での職務経験を経て、現職に至ります。看護部で教育担当として現任教育に携わりながら、本学の修士課程を修了しました。Q.1 なぜ大学院に進学しようと思ったのですか?
現任教育に対し、論理的な視点取り組みたいと考えていたところ、上司からの後押しもあり、進学を決意しました。Q.2 武庫川女子大学大学院を選んだ理由は?
「経験知を理論知へ進化させる」という方針が、自身の課題と一致していました。また、当院で本学の実習を受け入れており、先生方の熱意ある指導に触れる機会があり、そのような先生方のもとで学びたいと考え、本学を選びました。Q.3 大学院入試の受験勉強はどのようなことをしましたか?
自身の関連領域に限らず、医療や看護全般の動向に広く目を向けました。また、どのようなテーマで研究に取り組みたいのか、思考を整理することを意識しました。Q.4 修士論文ではどのようなことを研究しましたか?
コロナ禍において、新卒看護師への教育に課題を感じていました。特に、新卒看護師の職業継続の難しさやどのような支援が必要なのかという点に関心を持ちました。先生方や同期生の助言を受けながらテーマを絞り、コロナ禍の新卒看護師がどのような事を思いながら仕事を続け、どのような支援が良かったのかを明らかにするため、質的記述的研究を行いました。Q.5 どのように仕事と学習・研究を両立させましたか?
夜間、土曜日の開講される授業が多く、仕事との両立がしやすい環境でした。休日はレポートや研究に時間を割くこともありましたが、働きながらだからこそ、実践の課題を踏まえた学習、研究ができたと思います。Q.6 大学院在学中の思い出を教えてください。
他施設の方との交流が一番の思い出です。様々な施設の背景や価値観にも触れることができ、同じ志を持った者同士なので、通学する楽しみでもありました。
また、とてもユニークで熱心な先生方が多く、学習・研究することへの興味が沸き、知見が広がりました。Q.7 大学院での学びは、現在の活動にどのように生かされていますか?
現在も新人教育にも携わっているため、研究の過程で得た知識は非常に役立っています。また、論理的に思考することは、仕事にも役立ち、実践が豊かなものになりました。Q.8 大学院進学を考えている方へメッセージをお願いします。
今までの経験を振り返る機会になり、また確信にも繋がります。そして、多様な医療や看護に触れることにで、自分の視野が広がっていくのを日に日に感じられました。
大学院への進学を考え始めた時が、挑戦のタイミングだと思います。是非、本学で学問の道に進むことをお勧めします。
- 大学院生さん紹介 修士課程看護学研究保健師コース:宮本 佳奈さん
- 2025年04月14日
看護学研究保健師コース:宮本 佳奈さん
修士課程看護学研究保健師コース 2024年度 入学経歴
本学の看護学部を卒業後、病院に就職。循環器内科病棟での勤務で健康増進や疾病予防の重要性を感じ、保健師の資格取得を目指し、2024年4月に修士課程看護学研究保健師コースに入学。Q.1 なぜ大学院に進学しようと思ったのですか?
臨床で患者さんと関わる中で、同じ疾患でも生活習慣や社会背景が身体機能や回復力に影響するという実感がありました。また重症化してからの治療では様々な制限を伴うこともあり、健康増進や疾病予防に関わる仕事がしたいと思い、保健師を目指すことを決めました。Q.2 武庫川女子大学大学院を選んだ理由は?
本学の学部生の時にも先生がいつも親身にサポートしてくださっていたと感じていました。大学院での学習も少人数制であり、安心して学ぶことができると思いました。
また、継続家庭訪問や、都市部と山間部の両方で臨地実習を行うなど、実践的な学習に力を入れている点にも魅力を感じ、本学への進学を決めました。Q.3 大学院入試の受験勉強はどのようなことをしましたか?
試験科目は専門科目、英語、面接の3つでした。筆記試験は過去問を活用していました。専門科目は臨床での普段からの勤務で身についている知識が多かったです。一方で英語は就職してから触れる機会が少なかったので、大学受験レベルの長文読解を中心に勉強しました。Q.4 修士課程で取り組んでいるテーマを教えて下さい?
老人クラブ会員を対象に地域活動の開始に関連する要因をテーマに研究に取り組んでいます。看護師として働いていた時に患者さんたちとの会話の中で、地域との繋がりや活動参加が健康に影響することを実感し、このテーマに取り組もうと思いました。Q.5 のように仕事と学習・研究を両立させていますか?
保健師コースでは昼間の講義や実習があるため正規職員として勤務していた病院は退職しました。講義や実習に加え、修士論文の研究を行うため忙しく大変なこともありますが、それぞれの学習内容が繋がり、学びを深めることができていると実感しています。
また大学院では様々なバックグラウンドや経験を持つ院生と共に学べるため、刺激をもらいながら楽しく勉強しています。Q.6 大学院在学中の思い出を教えてください。
大学院に入学して1年が経過しましたが、一番思い出に残っているのは継続訪問の実習です。約半年間、同じご家庭に月1回の訪問を行う実習がありましたが、訪問を重ね対象者さんとたくさんのお話できたことは、学習という面ではもちろんですが、個人的にも思い出に残る出会いだったと思います。Q.7 印象に残った授業を教えてください。(どのような内容だったか、なぜ/どのような点が印象に残ったか、看護実践や研究にどう生かせそうかなど)
保健師コースでは実習後にカンファレンスを行うのですが、指導者さんや先生だけでなく、他の院生とも活発に意見交換を行っていました。他の学生の事例を知り、共に考えることで自分自身の知識も増えました。
研究コースの皆さんとも一緒に受けている授業では、より理論的に考える授業が多く、今までの看護を振り返ることができました。Q.8 大学院進学を考えている方へメッセージをお願いします。慣れた環境から離れて進学することに不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。進学してみると、年齢や、内部・外部からの進学を問わず、学生同士協力し支えあいながら過ごしています。先生方のサポートも手厚く、親身になって関わってくださっています。
また、保健師として活躍できるようカリキュラムも充実しており、とても良い環境で学ぶことができます。ぜひ進学を検討してみてください。
- 大学院生さん紹介 修士課程看護学研究コース:山本 貴子さん
- 2025年04月14日
修士課程 看護学研究コース:山本 貴子さん
修士課程看護学研究コース2024年度入学経歴
一般職の社会人経験を経て、看護師を目指し看護専門学校を卒業。公立の急性期病院へ就職、現在は回復期病院の病棟看護師として勤務。Q.1 なぜ大学院に進学しようと思ったのですか?
多様な疾患を持つ患者さんに対し、看護実践を行っていましたが、臨床疑問や課題を解決できないまま看護を行っていました。看護技術や実践は経験により可能になることもありますが、看護を追究し、論理的に発展させることは経験だけでは困難と考えるようになりました。研究の方法を学び、臨床疑問を解決するために大学院進学に挑戦しました。Q.2 武庫川女子大学大学院を選んだ理由は?
本学の教育目標である「経験知からを理論知へ」が自身の目標と合致したこと。オープンキャンパスで学習の場を実際に目にし、学習環境だけでなく、指導教授に恵まれていることが知れたことで進学へのモチベーションが高まりました。そして何より、臨床の場を離れることなく、学習できる環境が決め手となりました。Q.3 大学院入試の受験勉強はどのようなことをしましたか?
専門分野と英語が受験科目でした。過去問題を確認し、出題形式や傾向をつかむために活用しました。英語については、WHOのウェブサイトを読み辞書を使用しながら和訳する学習をしました。専門分野については、老年看護を中心に教科書、参考書を元に学習しました。Q.4 修士課程で取り組んでいるテーマを教えて下さい?
現在、神経難病患者が大半を占める病棟で働いています。神経難病患者に関わる看護師が体験する困難をテーマに、看護師を研究対象者にして研究に取り組んでいます。Q.5どのように仕事と学習・研究を両立させていますか?
上司である看護部長、病棟科長に進学への了承をもらうとともに、多くの激励をもらっています。授業やゼミの日の勤務調整への協力を得て、学習できる環境があります。ゼミでは、仕事を優先できるように日程調整をしていただけ、両立が可能になっています。Q.6 大学院在学中の思い出を教えてください。
修士1年の前期は、授業・課題が多く、自身の研究については、先行文献を読み、テーマを決めるなど、多重課題に追われていました、同期生と顔を合わせれば、「もう無理」が合言葉でした。その時期を一緒に乗り越え、同期生との絆は強いものになりました。Q.7 印象に残った授業を教えてください。(どのような内容だったか、なぜ/どのような点が印象に残ったか、看護実践や研究にどう生かせそうかなど)
印象に残った授業は論理的思考論の中で学んだ批判的吟味(クリティーク)です。研究を行うにあたり、文献を読む機会が多くありますが、ただ読むだけでなく、批判的吟味の視点を持ちながら読み解く必要性を学びました。自身の研究論文を作成していく中でも、この批判的吟味の視点が必要になると感じています。Q.8 大学院進学を考えている方へメッセージをお願いします。
日々感じているモヤモヤ、問題意識、課題など臨床には研究材料となるものが多くあると感じています。大学院では、研究の方法を学びながら、自身の研究に取り組める支援が多くあります。自身の経験を大きくスキルアップし、臨床に活かすためにもぜひ進学をご検討ください。
- 新入生歓迎・仲間づくりワークショップ
- 2025年04月08日
入学式が終わり、いよいよ大学生活がスタートします。
入学式の翌日に特別企画の「仲間づくりワークショップ」が開催されました!このワークショップでは、「好きなものは?」「出身地は?」「自分を動物に例えると?」など、事前のアンケート結果から、各グループにわかれて、フリートークをします。
同じ趣味の人と話したり、初めての会話を楽しんだり、自然と仲間ができる時間です。
これからの4年間を一緒に支え合う仲間づくりの第一歩になりました。
助け合いながら、楽しく充実した4年間を一緒に過ごしていきましょう!