2018年02月
基礎看護技術演習Ⅰ EBN演習
2年生が基礎看護技術演習の授業でEBN演習に取り組みました。
EBN演習は、学生自身が思う看護技術の「なぜ・なに」を
学生自身が考えた検証方法で解明する演習です。
武庫川女子大学の特色ある授業のひとつになります。
今年も様々なテーマがありました。
車椅子と歩行でのバイタルサインの違い
マットレスの違いによる体圧の違い
外れにくい包帯の幅・巻き方
などなど、興味深いテーマに皆さん、一生懸命取り組みました。
年が明けて1月9日、そのEBN演習の発表会です。
発表時間8分では足りない!熱い発表が続きます。
途中から1年生も聴きに来てくれました。
来年のEBN演習も楽しみですね。
大学院修士課程看護学研究保健師コース 公衆衛生看護学実習Ⅱ
今回は大学院の看護学研究保健師コース(修士号および保健師国家試験受験資格を取得できるコース)の実習の紹介です。
看護学研究保健師コースでは、2年間で4つの実習を経験します。
今回はそのうち、2年生の前期に実施する3つ目の実習「公衆衛生看護学実習Ⅱ」の様子をご紹介します。
今年度は7月3日~7月14日の2週間、朝来健康福祉事務所と養父市役所健康課でお世話になりました。
院生は、この実習に行く前の演習で、この地域は高齢の方が多く、病院に行くにも遠方であることや利用できる交通手段が少ないことから、高齢になっても元気で病院にかからなくてよいように、「若いときからの生活習慣病対策が重要ではないか」と考えていました。
そこで、実習期間中に、成人期の方々を対象とした市民ドックや住民主体の介護予防体操、男性を対象とした生活習慣病予防の料理教室に参加するとともに、家庭訪問を行いました。
市民ドックで保健指導を実施している場面です
男性対象の料理教室「めんずクッキング」で調理に参加しました
バランスの良いメニューが完成しました
住民の方々に歓迎いただき、介護予防体操に参加させていただきました!
看護学研究保健師コース2年生の院生は、1年生の時に乳児とその親や高齢の方を対象としてそれぞれ8回訪問を行う公衆衛生看護学継続支援実習、2年生の5月15日~6月2日の3週間で10月にブログでご紹介した公衆衛生看護学実習Ⅰを経験し、今回の実習に臨みました。
実習Ⅰは西宮市、実習Ⅱは朝来市・養父市と特性の異なる地域で実習をさせていただけたことにより、それぞれの地域における住民の方々の思いや保健師さんの活動の特徴を学ぶことができ、今後保健師として活躍していく上で、活きるような経験ができたのではないでしょうか。
実習にご協力いただきました保健師の皆さま、地域の住民の皆さま、ありがとうございました。
<大学院> 修士学位論文 公開発表会
2月3日(土)、大学院看護学研究科で修士学位論文の公開発表会が行われました。
阿曽洋子研究科長の挨拶
2017年度は12名の大学院生が2年間の成果である修士論文を発表しました。
研究の対象は乳幼児をもつ親、難病を抱えながら生きる人、病院や訪問看護ステーションで働く看護師など多様で、本研究科で学ぶ大学院生の関心領域の広さが表れていました。
2年かけて研究を進めていくので、各自の研究テーマについては発表会にいる誰よりも詳しくなります。論文審査を行う教員からの質問にも堂々と答えていました。
質疑応答
町浦美智子専攻長の講評
「経験知から理論知へ」が本研究科の修士課程の目標です。次は各々の職場や活動で研究成果を還元していくことを期待しています。