2023年07月

レクリエーションの体験授業をしました

2023年07月20日

精神看護学Ⅱの授業で,創造的な活動とレクリエーションについて考える授業を行いました.

精神看護の場では,入院生活のなかで患者さんたちと絵をかいたり,作品を作ったりする活動を通してかかわることがあります.そういった活動はレクリエーションになるのでしょうか,どうすればなるのでしょうか.「画材等をつかって作品をつくりながら時間を過ごす体験」を通して考えてみましょう.

作品のテーマを考え,創作活動を始めます.


どんな作品ができるのでしょうか?


夏のやすらぎ,喜び,幸せなど様々な感情に関するテーマを表現した作品

皆に紹介し共有しました.


たくさんの素敵な作品ができあがりました.

遊びの要素が多く含まれるレクリエーションは,緊張感が和らぎ,快さ,心地よさが感じられる活動です.

作品作りを体験して学んだことを実習で活かしていきましょう.

Evidence-Based Nursings(EBN)を考えよう!!-EBN演習(2年生)-

2023年07月15日

Evidence Based Nursing (EBN)は『科学的根拠に基づいた看護』を指します。2年生では「EBN演習」を通して『科学的根拠に基づいた看護』の重要性について学びます。これまで学習してきた基礎看護技術を振り返り、技術について感じた疑問に対する根拠を得るため、学生自ら感じた疑問について実験を通して探求します。

学生たちはグループで実験計画を作成し、計画に沿って検証していきます。今日は、学生たちが実施した実験の内容について、いくつかご紹介します。

Q「環境整備の方法について習ったけど、環境清拭の方法によって汚染除去は変わるのではないだろうか??」

上記の疑問から学生たちは、環境清拭の方法を何通りも変えながら見えない汚れを可視化して最も汚染が除去できる環境清拭の方法について実験を行いました。

環境清拭の方法を変えてふき取り面に汚れがどれくらい残っているかを数値化しています。

Q 「血圧は安静時に測定すると学んだが、緊張やストレスで血圧値は本当に変動するのだろうか??」

上記の疑問から学生たちは、ストレスがかかる状況とリラックスしている状況を再現し、2つの状況下で唾液を用いたストレス検査と血圧の変化について実験を行いました。

癒し動画でリラックスした状況下での血圧測定をしています。

Q 「血圧測定時のマンシェットの巻き方は、指2本分が入るくらいのゆとりをもたせると学んだが、巻き方によって値に変化は生じるのだろうか??」

上記の疑問から学生たちは、マンシェットを巻いた時の圧迫状態を4段階に設定し、それぞれの血圧の値の変化について実験を行いました。

蛍光ペンに包帯を巻き直径を同じにしたものを1本・2本・3本と増やしながらマンシェットの下に入れ圧迫状態を変えていき、血圧を測定しています。

この他にも、「食事によるバイタルサインの変化」や「食事時の体位による嚥下の変化」「音が患者にもたらす影響」など様々な疑問を検証していきました。

さぁ、どんな結果が出たでしょうか??今回導かれた結果をこれからの看護実践にどのように活かしていくか考えていくことができるといいですね。看護を探求していくことの面白さを感じてもらえるかな。

 

今年2回目のオープンキャンパス★7月8日,7月9日

2023年07月11日

7月8日と9日に,今年2回目のオープンキャンパスが開催されました.2日間ともたくさんの方にお越しいただきました.

まず藤田先生による学科説明が行われ,その後に体験イベントと実習衣試着体験が行われました.

成人・老年看護学実習室では「高齢者さんの世界を体験」の体験イベントが行われました.ゴーグルとヘッドホンをつけて高齢者さんの視力と聴力の疑似体験や,竹とんぼなど昔の遊びを体験しました.

                                                                   学生スタッフの説明を聴き,高齢者体験をされた参加者の方

実習衣試着コーナーでは,演習や実習で着用する実習衣の試着が行われました.演習や実習で行うように参加者の方の髪をまとめて実習衣の試着をします.初めて着る実習衣はどうでしたでしょうか?

                                                                                学生スタッフに髪をまとめてもらう参加者の方

基礎看護学実習室で行われた体験イベントは「バイタルサインの測定を体験してみよう」です.シミュレーターを使ったバイタルサイン測定の体験と授業で行っている包帯法についての説明を行いました.

                                                                                学生スタッフによる説明を熱心に聴かれている参加者の方

母性・小児自習室では「赤ちゃんの心音聴取」の体験イベントが行われました.赤ちゃんのモデルを抱っこ体験,聴診器を使ってシミュレーターの心音を聴く体験をしました.

                                                                               シミュレーターの心音を聴き,説明を受ける参加者の方

この他にも公衆衛生・在宅・精神看護学実習室では「瞬間カロリーチェック」の体験イベントも行われました.

オープンキャンパスでは,在学生が学生スタッフとして参加しており,入学後の学生生活などたくさんお話しすることができます.

次回のオープンキャンパスは8月10日(木)と8月11日(金)です.皆様のお越しを心よりお持ちしております.

 

大学広報の撮影にお邪魔しました♪

2023年07月06日

本日は、大学広報の撮影にお邪魔しました。各学科より学部の特徴を活かした撮影が行われました。

撮影に挑むのは、看護学部の1年生です。学生は、髪をまとめてきれいにし、初めてユニフォームに袖を通しました。初々しい姿がとても印象的です♡

 

とても素敵な笑顔です♡

プラカードの文字も学生が書きました

担任の藤田先生も同行されました。わが子を見守っておられるようです。

 

掲載されましたら、またお知らせします!!

2年生の演習を見学!

2023年07月04日

1年生の初期演習Ⅰの授業で、2年生の基礎看護技術演習の授業の見学を行いました。

今回は筋肉注射です。まずは教員のデモンストレーションがあり、その後に薬液の吸上げを行います。

1年生もデモンストレーションをみています。


薬液の入ったガラスのアンプルを開けて注射器で吸上げます。


慎重に吸上げていきます。真剣ですね。


肩のモデルに注射していきます。


1年生の視線もあり、緊張します。


教員が丁寧に指導していきます。

演習を見学した1年生の感想をいくつか紹介します。

「まだ看護学生だという実感があまりなくて、自分が注射などをしている想像がつかなかったです。たくさんのことを覚えるのは大変ですが、興味のある授業だから頑張っていきたいです。」

「これから演習が本格的に始まり、勉強も今よりもっと難しくなるので、家でも演習で学んだことを実際にしてみるなど復習回数を増やして勉強習慣をつけていきたいです。」

「すごくテキパキとこなしている先輩がいらっしゃって、憧れ、2年生までに看護の基礎を頭に入れたいと思いました。その上で後期からの演習に取り組みたいと思いました。」

ご自宅における医療的ケアの演習をしました。

2023年07月03日

在宅看護学演習では、訪問看護の第一線で活躍される、「みんなの訪問看護ステーション」管理者の中村様、看護師の田中様をお迎えし、ご自宅で医療的ケアの必要な療養者様にかかわる心構えに関するお話をしていただきました。

 

看護の実践や心構えを聴講

自宅で行われる経管栄養や点滴等の医療ケアに対する看護ケアのデモンストレーションをしていただきました。学生は教員手作りのモデル教材を使い、高カロリー輸液をするためのポートへの針刺しや胃ろう(※1)への栄養剤の注入、褥瘡モデルを使用しての褥瘡の経過を評価しました。

デモンストレーションの見学

人工皮膚でポート(※2)を覆ったモデルに針を刺してみます。

胃ろうカテーテルを差し込んだペットボトルに、とろみのある
半固形栄養剤を注入。「ご気分悪くないですか?」

物品も自宅にあるもので代用することが多いので、ティッシュでこより(※3)を作ってみました。

寝たきり状態が続くと、褥瘡が発生してしまうことも…
モデルで見て、触って、大きさや深さ等ちゃんと評価できるかな?

実習に出る前の3年生にとって、自宅での療養生活がイメージできた授業でした。

※1胃ろう:食物が口から摂取できない場合に、胃にチューブを挿入して栄養を補給する方法
※2ポート:栄養補給のための中心静脈栄養法を在宅の環境で行う皮下埋め込み式中心静脈ポート
※3こより:ティッシュをよじり、チューブ周辺を清潔に固定するために皮膚との間に挟みます。