2020年05月
遠隔実習順調に進んでいます! 老年看護学分野 Part 2
5月11日(月)より4年生の老年看護学実習Ⅰ・Ⅱが始まりました。
施設や病院に出向いて実習が行えないため、パソコン、タブレット、スマートフォンを用いた遠隔実習を行っています。
Part1は老年看護学実習Ⅰについてでしたが、今回は老年看護学実習Ⅱにつてご紹介させていただきます。
老年看護学実習Ⅱは入院治療を必要とする高齢者の看護について学びます。
本来なら患者さんを一人受け持ち看護過程を展開していきますが、やはりできません。
そこで、模擬患者さんを設定し、模擬カルテを作成したり教員が患者さん役となり学生の質問に答えたり、DVDを見てもらい患者さんをイメージしてもらったりと少しでも臨地実習に近づける努力をしています。
また、退院指導のパンフレット作成や、自宅で足浴などの看護ケアを実施するなど、看護計画を実際に行ってもらえるように工夫しています。
工藤大祐先生には患者役として主演男優賞を差し上げます
学生達から慕われている岩﨑幸恵先生
徳重あつ子先生と教員たちは日々画面越しにミーティングを行っています
老年看護学分野の教員は「ONE TEAM」をスローガンに、学びの多い遠隔実習を目指して頑張ります!
遠隔実習順調に進んでます! 老年看護学分野 Part 1
5月11日(月)より4年生の老年看護学実習Ⅰ・Ⅱが始まりました。
施設や病院に出向いて実習が行えないため、パソコン、タブレット、スマートフォンを用いた遠隔実習を行っています。
熱心に学生の質問に答える中島一成先生
老年看護学実習Ⅰは在宅や施設で生活をしている高齢者の看護について学びます。
本来なら特別養護老人ホームの高齢者の方に対して健康の維持向上に向けたレクリエーションを実施するのですが、このような状況のため実施できません。
そこで、1名の高齢者の方にご協力いただき、テレビ越しに遠隔でレクリエーションを実施するこにしました。
高齢者の方からは「学生さんと一緒にレクリエーションをができて楽しかったし良い運動になりました」と笑顔でコメントしていただきました。
学生達は、事前に学生同士で遠隔で練習したり、ご家族に見てもらったり、自分で動画を撮って研究したりと準備をしっかり行っていました。
そのような努力が実を結び、高齢者の方に適した楽しく安全なレクリエーションが実施できたのだと思います。
よく頑張りましたね!
自宅でレクリエーションに参加していただきました
少し遠隔実習に慣れてきた桧山美恵子先生
Part2では老年看護学実習Ⅱについてご紹介したいと思います。
遠隔実習はじまりました!成人看護学(慢性期)分野
5月11日(月)より成人看護学(慢性期)分野の実習が始まりました。
遠隔講義中の南教員
老人モデル小春さん見守りのもと遠隔講義中の種村教員
病院で実習を行うことができないため、パソコンを使って遠隔での実習を行っています。
実際に患者さんを受け持つことができないので、教員が患者役を熱演します。
学生は画面越しにフィジカルアセスメント、コミュニケーション、ケアを実施します。
学生からは「思った以上に臨場感があった!」との反応でした。
採血後のテープを忠実に再現する南教員
少しでも臨地実習に近づけるように工夫を凝らし、我々教員も頑張ります!!
医療・生活必須職従事者の方へ 感謝の気持ちを込めて:看護学部4年生の作品
本学の4年生の学生が、医療従事者に感謝を示すための動画を作成しました。
本学も新型コロナウイルスの影響により休校を余儀なくされ、
自宅で過ごす学生たち。
そのような状況の中で、医療従事者に対して偏見を持つ人がいることに心を痛めた学生が
自宅からでも彼らを応援できることを考え、千羽鶴を使って作成した動画です。
両親の協力も得て、鶴を並び替えながら1コマ1コマ撮影し、
その静止画をつなげて動画にしたそうです。
動画の後半に、「THANK YOU」の文字の形に並んだ鶴で
感謝の意を表現しています。
この作成した鶴は、福鶴とよばれる、普通の鶴とは違った折り方でつくられています。
(私も作ってみましたが、普通の鶴の倍ほど時間がかかりました・・)
この動画を作るには相当な労力がかかり、
それだけに彼女の熱意が感じられます。
こちらの動画配信については朝日新聞の中でも取り上げられました。
本学生は「関係者だけでなく、多くの人に動画を見てもらいたい。みんなで一つになってコロナの終息を迎えられればうれしい」と話しているそうです。
本当にそうですね。
看護師を目指す身として、「応援をカタチにする」というのは素晴らしい行為だと思います。
彼女の応援に我々教員も賛同し、1日でも早い社会の正常化を心から願うばかりです。
基礎看護技術演習の動画配信の準備をしています
基礎看護技術演習の授業として、通常ならば学生は、実際に目の前で行われるデモンストレーションを見て学習します。
今はそれができませんので、教員はデモンストレーションを動画で配信するための準備をしています。
今回は「浣腸法」のデモンストレーションの撮影現場の様子を紹介します。
入念に撮影のリハーサルをする山口先生
2年生は前期に治療の援助を学びます。安全で確実な援助方法を実施できるようになることが大事です。
「三密」を避けて2名で換気をしながら撮影が行われています
学生にはこの動画を見て少しでも学習を進めてもらいたいと思っています。
早く、実際に演習授業がしたいですね。
そのためにも今はSTAY HOME。