カテゴリー「大学の授業」の投稿一覧
血糖自己測定・インスリン自己注射演習(成人看護学・慢性期)
3年生の前期では後期から始まる臨地実習に向けて、看護実践力を高めるための授業を行っています。「成人看護学II(慢性期)」で行われた看護技術演習をご紹介します。
糖尿病をもつ患者さんの看護に欠かせないのは、血糖自己測定とインスリン自己注射の指導です。
演習に先立ち、布谷麻耶先生の講義
川端京子先生によるインスリン自己注射の説明
さあ、クラスメートと協力しながら、自分でやってみましょう。
インスリン自己注射中。正確にできているか、ペアの学生がチェックしています。
血糖自己測定をしているところ
患者さんに正確にわかりやすく説明するためには、まずは自分でスムーズにできるようになりましょう。
2年生 基礎看護学実習Ⅱ
2年生時に行われる基礎看護学実習Ⅱでは、
初めて「受け持ち患者さん」を持つ実習になります。
この基礎看護学実習Ⅱの前に、オリエンテーションがありました。
2年生の5月に見学実習へは行っているのですが、受け持ち患者さんを持つ実習は初めてなので、
オリエンテーションにも緊張の色が見えました。
基礎看護学の久米弥寿子教授による事前オリエンテーション
オリエンテーション風景 皆さんナース服で聞いています
今回のオリエンテーションでは、要項の確認や記録の書き方指導のほかに、
ちょっと変わった試みとして、教員による「寸劇」を行っています。
教員同士で学生役、患者役となり、あるコミュニケーション場面を演じました。
説明だけよりも面白く、記憶に残りますね。
2年生はこの基礎看護学実習Ⅱが終わると、いよいよ各論実習にむけての
勉強が始まります。
基礎での経験を忘れず、がんばってほしいですね。
基礎看護技術演習Ⅰ EBN演習
2年生が基礎看護技術演習の授業でEBN演習に取り組みました。
EBN演習は、学生自身が思う看護技術の「なぜ・なに」を
学生自身が考えた検証方法で解明する演習です。
武庫川女子大学の特色ある授業のひとつになります。
今年も様々なテーマがありました。
車椅子と歩行でのバイタルサインの違い
マットレスの違いによる体圧の違い
外れにくい包帯の幅・巻き方
などなど、興味深いテーマに皆さん、一生懸命取り組みました。
年が明けて1月9日、そのEBN演習の発表会です。
発表時間8分では足りない!熱い発表が続きます。
途中から1年生も聴きに来てくれました。
来年のEBN演習も楽しみですね。
実習だより:母性看護学編
第1期生の実習が昨年10月から始まりました。学生たちは病院や訪問看護ステーションで元気に実習しています。
母性看護学実習では、産科病棟で主にじょく婦さん(産後の女性)と赤ちゃんを受け持ち、母乳育児の援助や赤ちゃんの沐浴など、母子とその家族に対するケアについて学びます。
学内でしっかり準備をしてから、病院実習に臨みます。
赤ちゃんの心音を聴き、心拍数を測っています。
沐浴の練習
まずは自分で授乳できなければ、じょく婦さんに援助はできません。
乳房モデルを着けて、赤ちゃん人形で練習します。
じょく婦さんや赤ちゃんは毎日、変化していきます。学生たちも日々成長する赤ちゃんに置いていかれないよう、一生懸命勉強しています。
初期演習:アルバイトのプレゼンテーション
看護学科の1年生の初期演習では、大学生として看護学生としての基本的なスタディ・スキル(学習するための力)について学びます。
今回はプレゼンテーション(複数の対象者に発表、説明すること)について講義で学び、実践をしました。では一体何についてプレゼンしたかというと、今しているアルバイトごとのグループに分かれて、「自分たちのしていることの紹介」「やりがいは何か」「将来にどのように役に立つと考えるか」などについて話し合ってパソコンでスライドを作り、発表をしてもらいました。
ちなみに1年生がしているアルバイトは以下の通り。居酒屋9名、和食・日本料理・寿司、5名、ファミレス14名、焼肉4名、カフェ・ファストフード12名、パン・ケーキ屋4名、スーパー・コンビニ5名、食品販売6名、洋服・雑貨販売・書店7名、塾講師8名、スポーツクラブ受付2名、診療所・介護3名、コンサートスタッフ・テーマパーク5名、結婚式場3名でした。アルバイトをしていない学生も4名いて、4名が通っている自動車教習所についてプレゼンをしました。
アルバイトが将来どのような役に立つか、では「幅広い年齢層のお客様と関わるのでコミュニケーション能力が上達する」「敬語が上手になる」「自分で考えて言われる前に主体的に動けるようになる」「報・連・相が身につく」などさまざまな意見がみられました。
皆、緊張しながらも相手に伝わるように工夫しながらプレゼンをしていましたよ。
ファミレスグループ
居酒屋グループ 洋服・雑貨販売・書店グループ
塾講師グループ
ブライダルスタッフ(結婚式場)グループ
初期演習:甲子園会館の見学
看護学部の初期演習ではさまざまなことを学びます。その中でも武庫川女子大学の歴史について学ぶ機会もあり、今日は甲子園会館にやってきました。
甲子園会館は武庫川女子大学の建築学科のある上甲子園キャンパスにあり、学院バスで約5分ほどでくることができます(最寄り駅はJR甲子園口駅)。
この甲子園会館はもともとはホテル(旧甲子園ホテル 昭和5年竣工)であり、日本に残る数少ないライト式の建築であり、国の近代化産業遺産および登録有形文化財に登録されています。帝国ホテルの常務取締役でホテル界の第一人者といわれた林愛作(1873~1951)の理想にもとづき、F.L.ライト(米・1867~1959)の愛弟子・遠藤新(1889~1951)が設計しました。
映画「ALWAYS 続 三丁目の夕日」、「日本のいちばん長い日」、生田斗真主演の映画「秘密」などのロケ地としても有名な建築です。
看護学部1年生の90名が1時間、甲子園会館を案内していただき歴史ある建築について学ぶことができました。
多くの学生さんは、このような素晴らしい建物が武庫川女子大学のキャンパスにあってほんとうに恵まれた環境で学べているのだと実感できたようです。
バスで約5分で到着
庭園側から見た甲子園会館
1階ロビー
打出の小槌文様の噴水がある小階段
小児看護学Ⅱの演習:バイタルサイン・点滴の固定・身体計測(2年生)
小児看護学Ⅱの授業で以下の項目の演習を行いました。
・バイタルサイン(呼吸数、脈拍数、心拍数)測定
・点滴の固定
・身体計測
子どものバイタルサインを測る場合、ただ測定するだけではいけません。
小さい子どもを測定する際には、怖がらないようにおもちゃであやしたり、
そして笑顔で声かけをすることが大切です。
笑顔で接していたつもりでも、実際には思っていた以上に硬い表情だったりします。
真剣になるほどなおさらですね。
この演習では、バイタルサインを測定する時の自分の表情や声かけを自身のスマホで動画を自撮りし、
振り返りを行います。
笑顔で測定できましたか?
「点滴の固定」では、子どもの腕だけのモデルに点滴の針を挿し、
シーネという副え木のようなもので固定しました。
針が抜けないように、そしてテープがきつすぎないように工夫が必要です
「身体計測」では、子どもの身長・体重・頭囲を測定します。
お互いに手技をチェックし合います
実習でも笑顔で子どもたちに接することができるように心がけましょう!
ちなみに、今年8月のオープンキャンパスでは今回行ったバイタルサインの測定の仕方を体験できるプログラムになっていました。
来年のオープンキャンパスでもお楽しみに!
初期演習:養護教諭について
看護学部1回生では、看護だけでなく大学生活に関することや授業全般に関係することについて、「初期演習」という授業の中で学習します。
これまでにも、
「大学での勉強の方法」や
「ユニフォーム着用時の身だしなみ」など、
いろんな授業の一場面を記載してきましたが、
今回は養護教諭に関する授業内容になりました。
養護教諭に興味がある学生がいるとのことで、
特別支援学校での養護教諭の経験を持つ教員の北尾美香先生に講義してもらいました。
子どもたちに感染予防の大切さや、健康診断のやり方を説明するために取り組んできたことを、
その当時の写真やツールを元にお話していただきました。
子どもたちへの歯磨きのやり方の教え方について
感染予防を子どもにわかってもらうための指導方法について
当学部では様々な種類の経験豊富な教員が揃っており、
学生の相談内容に合わせたアドバイスを受けることが出来ます。
小児看護学Ⅱ:離乳食の試食の演習
小児看護学ではさまざまな演習があります。
赤ちゃんがおおきくなっていく過程ではミルクから離乳食を経て、大人と同じ食事になりますが、離乳食のなかにも段階があります。
離乳食の初期はどろどろのペースト状から少しずつ舌でつぶせる程度の固さとなっていきます。味付けもかすかな出汁の味から月齢を経るに従ってしっかりとした味付けになっていきます。
学生さんたちはワイワイいいながら楽しく試食していましたよ。
離乳食のお味はいかがでしょうか?
ミルクも実際につくってみます。
久しぶりのミルクの味にびっくり
小児看護学Ⅱ:遊び、絵本の読み聞かせの演習
小児看護学では入院している子どもを想定して、遊びや絵本の読み聞かせの演習もしています。3年生からの小児看護学実習では、子どもと関係性を築き、ケアをスムーズにするためにも遊びは重要です。また、入院生活という辛い状況の中でこそ、遊びによって病気に前向きに取り組むこともできます。
演習の前半では絵本の読み聞かせをペアで行い、スマートフォンで動画を撮影します。緊張すると早口になってしまうので、子どもが理解できるようにゆっくりと読むことが重要です。ちゃんと笑顔で読めていますかね。あとで動画をみて振り返ってみましょう。
後半はおもちゃを作りました。予算は100円以内です。おかしの空き箱やペットボトル、牛乳パックでさまざまなおもちゃを作りました。
とてもにぎやかな授業になりました。
絵本の読み聞かせの練習
スマホで動画をとって上手に読めているかを振り返ります。
なつかしい絵本が人気です
音のなるおもちゃ「ガラガラ」。
100円以内の予算で作ることがポイントです。
おにぎりを食べて「ままごと」ができるおもちゃ
牛乳パックと輪ゴムで作った「ぱっちん」。
よく跳びます。
初期演習:ユニフォーム着用時の身だしなみ
1年生の学生さんの手元に名前の刺繍が入ったユニフォームが届きました。
さっそく初期演習の中でユニフォーム着用時の説明があり、翌週の授業でユニフォームを着てみました。
ユニフォームはただ着るだけでなく、髪のまとめ方や爪の長さ、ズボンの丈などの身だしなみが重要です。
学生の第1印象によって患者さんに与えるイメージも大きく変わります。
また、学生さんはユニフォームをはじめて着ると、「本当に看護師になるんだなぁ」と実感がわいて、勉強に対するモチベーションがとても上がるようです。
患者さんから信頼してもらえるように、フレッシュな明るい笑顔で実習に臨みましょう!
学生同士で髪型やお化粧をチェック!きれいにまとまっているかな?
ユニフォームを着て、4つの実習室の説明を聞きました。
2年生基礎看護技術演習
2年生の基礎看護技術演習の風景です。
後期から診療の補助技術が開始になりました。
この日は「包帯法」と「罨法(あんぽう)」の演習です。
まず包帯法では、
三角巾、ガーゼ、包帯の取り扱い方法などを学びます。
初めて触る三角巾。興味津々。
一方の罨法の授業では、
湯たんぽ、氷枕、氷頚の作り方のデモンストレーションの後、
グループごとに事例に合った罨法を考えました。
3年生は実習がはじまりましたが、
2年生もがんばってます!
1年生初期演習:教員の体験談
今日から1年生後期の初期演習がスタートしました!
第1回は本日1年生のもとに届いたユニフォームの着用時の身だしなみに関する説明と、教員の体験談についての授業でした。
武庫川女子大学の看護学部には42名の教員がいます。現場での経験が豊富な3名の教員が、看護をする上で大事に考えていることや、印象に残ったエピソードなどを話してくれました。
成人看護学(慢性期)分野 南裕美先生
精神看護学分野 麻生浩司先生
在宅看護学分野 阪上由美先生
7月13日 精神看護学演習 ~レクリエーションと精神看護~
3年生の前期授業も終盤をむかえ、「レポート大変!」「定期試験勉強大変!」との声を沢山耳にする頃となりました。本日の演習は、「元気を回復するために、画材等を使って作品を作りながら楽しもう!」という時間でした。
精神科の治療では、芸術や遊びが治療として行われることがあります。今日は、〇〇療法とか意識せずに、日常生活の中で、絵を描いたり、工作をしたり、自分の好きな時間を過ごすことが、気分に及ぼす影響を、自身の体験を通して感じてみようという時間です。
色画用紙、絵の具、粘土、折り紙、…、様々な画材の中から、好きなものを選び、自由に表現!
レク後の感想からは、自らの気分の変化や、自由な選択肢があることに集中することでの変化、レクの意味など、楽しみながら多くの気付きが述べられていました。
ステキな作品がいっぱい、塗り絵や未完成の作品も、学生さんそれぞれの表現があって、教員にとっても、とても楽しいレクリエーションの時間となりました。
今回は、作品をつくることが目的でなく、画材で遊ぶプロセスを体験し、何でもいいので、気付くことが目的!
学生の皆さん、今回のレクリエーションでつかんだことを、精神看護学の実習で、ぜひ活かして欲しいです
成人看護学演習~術前術後の看護~
3年生の成人看護学演習(急性期)はいよいよハイライトを迎えました!
術前術後の看護の演習です。
術前看護の演習では、手術の安静による深部静脈血栓予防のための弾性ストッキングの着脱を学生同士で演習しました。
ストッキングにかなりの弾性があるので、着用の援助が難しそうでした。
術後看護の演習の一環として酸素ボンベの取り扱い方を宮嶋先生がデモンストレーションしています。
みんな真剣なまなざしで酸素ボンベをのぞきこんでいます。
術後の患者さんの呼吸状態の観察の演習もおこないました
ドレーンやチューブ類の管理も演習もしました
後期から始まる実習にむけて、3年生はみんな目をキラキラさせながら、とても真剣に演習に取り組んでいました。
後期からの実習がんばれ!!
小児看護学Ⅰ:小児看護専門看護師の役割
今日の小児看護学Ⅰは、看護学部の実習施設でもある兵庫医科大学病院で小児看護専門看護師をされている吉田陽子先生に講義に来ていただきました。
専門看護師の役割や専門看護師になるにはどのような勉強をするのか、そして専門看護師としての日々の実践についてお話をしていただきました。
子どもの病気を治療するだけではなく、家族や他の医療者とともに協力していかにして退院後の生活の質を高めていくかについて、患者さんの事例を通して教えていただきました。学生さんは小児看護のやりがいと奥深さに興味津々でした。
小児看護学Ⅰ:小児科外来での看護、発達障害と看護
2年生の小児看護学Ⅰでは主に子どもに特有の疾患や看護の基礎について学びます。今日の授業は北尾美香先生の講義でした。
北尾先生は小児科外来での経験だけでなく、大学院卒業後に特別支援学校で養護教諭としての経験もあり、発達障害の専門家でもあります。
「自閉症の僕が跳びはねる理由」の著者である東田さんのお話などとても興味深い講義内容でした。
初期演習:看護職としてのキャリア開発
今日は1年生の初期演習で、助産師である母性看護学の谷郷智美先生と保健師である公衆衛生看護学の松井菜摘先生から仕事の体験談のお話をしていただきました。
看護職(看護師、保健師、助産師)は、病気で病院に入院した人にだけ看護をするのではなく、妊娠した人、出産する人、家庭や地域で健康な人に対しても支援していくことが求められます。
先生方がこれまでに実践されてきた助産師や保健師のお話について1年生は興味津々で聴いていましたよ。
1年生の皆さんにはこれから様々な道に進める可能性があります。しっかりと将来のキャリアをみすえて勉強に励んでいただきたいですね。
谷郷先生が助産師になろうと思ったきっかけは?
松井先生がされていた保健師としての取り組み
成人看護学演習~急性期~
3年生の成人看護学演習がはじまりました。
急性期の演習は創傷ケア、ストーマケア、心肺蘇生の演習からスタートです。
創傷ケアでは創をみながらフィルム剤を貼る練習や
どんな体勢だったら安楽かな?どんな風に貼ったらフィットするかな?と悩みながらお互いにガーゼを貼り合いました。
はじめてストーマの面板のカットもしました。
ストーマモデルを付けてストーマの装具の交換を演習しました
心肺蘇生の演習では喉頭展開して何がみえてるとおもう?挿管チューブがどこに入るのか見てみますか?とデモ中の池田先生にいわれて
みんな「見てみたい!」と先生の周りに集まります
気道確保とバックバルブマスクでの呼吸補助や
心臓マッサージの練習もしました
みんな真剣にいきいきと演習に取り組んでいました。
初期演習 プレゼンテーションと評価
今日は1年生の初期演習、「プレゼンテーション」です。
前回の講義では、効果的なプレゼンテーションについて学びました。
今日は学生自らが学生の前でプレゼンテーションを行うという演習でした。
プレゼンテーションのテーマは、ずばり「勉強法」
以下の4つについて、資料を元に自分なりに学生がまとめたものを発表します。
・すぐに調べる。すぐに聞く!そうすれば忘れない
・丸暗記するもの、導き方を理解して覚えるもの
・やる気が起きないときは、簡単なことから手を付ける
・スキマ時間だけも勉強は十分にできる
4人グループになり、ぞれぞれ自分なりにまとめてきたものを5分間で発表します。
まとめ方は人それぞれで、
文章だけの人、絵を沢山書いてる人、手書きの人、パソコンで打ってきた人
いろいろなまとめ方でしたが、
文章が多ければいいということではない、文字の大きさも重要です。
説明の仕方も皆さん工夫しながら相手に伝わるようにプレゼンテーション出来ていましたね。
5分間という時間を意識しながらのプレゼンテーション
発表する能力はこれからも重要になってきます。
それぞれの発表に対して、
良かった点と改善したらもっと良くなる点をみんなで話し合いました。