カテゴリー「大学の授業」の投稿一覧

附属高校生が看護学科の授業を体験しました

2017年05月24日

5月16日
50名の附属高等学校2年生のみなさんが
大学でおこなわれている科学的な授業の体験のために来校されました。

授業名は
“スーパーサイエンスコース 科学演習実験Ⅱ”

今回の授業テーマは
「寝心地を目で見てみよう!」

身体の生理的骨格(背骨のカーブや肩やかかとの骨のでっぱりのことです)を考慮して
身体に合ったマットの選択や体の重みを分散させることで
寝心地の違いをみてみよう!
という授業でした

2種類のマットの寝心地をまずは一人ずつチェック!

寝心地について説明をうけます

関心が高まったおかげで、挙手する学生も!!

そして、実際に横になって寝心地を目で見てみます!
高校生自ら横になって…
スクリーンに横になったときの身体の圧が描きだされました。

「赤いところに特に身体の圧がかかっているんですよ。クッションを使って赤いところを少なくしていきましょう」
宮嶋先生の実演がスタート!

赤い部分が減っていくにつれてみんな歓声があがりました。

高校生に大学で学ぶ看護のおもしろさを体験してもらうことができたと思います

看護学科はオープンキャンパスでも模擬授業や体験ができますので、
関心のある受験生は是非来てくださいね!

小児看護学Ⅰ:感染症と看護、予防接種

2017年05月11日

2年生の科目、小児看護学Ⅰではおもに子どもによくみられる疾患と治療、その看護について学びます。
今日は、小児看護学の植木慎悟先生より小児の感染症と看護、予防接種についての講義がありました。
注射はとても痛いので私も嫌いですが、子どもは1歳1ヶ月で予防接種を22回もしています。子どもが病院を好きでなくなる理由もなんとなくわかりますね。
また、麻疹や風疹など小児によくみられる感染症についても学びました。感染症は看護師国家試験でもよく出題されるので、しっかり覚えましょう。
講義の最後は前回の講義内容の小テストがありました。

2年生の皆さんは真剣に講義を聞いていました。

 

丹嶺トレーニング・プログラム(2日目)

2017年05月02日

2日目となる丹嶺学苑研修、夜はちゃんと眠れましたでしょうか。
7時半からの朝食には眠そうな学生やバッチリセットした学生、みんなそれぞれの風格で朝を迎えました。
塩おにぎりが早々に無くなっていた様子からも、朝は和食派の人が多い?!

朝食後は体育祭の「ドッジボール」に向けての練習試合をしました。
看護学部は「まずは頭から」ということで、
ドッジボールのよけ方、キャッチの仕方、投げ方について動画を見て学習しました。
そして教員も混じって1チーム16人、6チームで試合をしました。
炎天下の中、ちゃんと水分補給と日よけをしつつ、
みんなチーム内で作戦を練って勝利をつかみにかかります。
スピードのある玉を投げる学生、キャッチの上手な学生、すばしっこい学生、
選抜すれば実際の体育祭での優勝も夢ではないのでは?!

とても良い天候に恵まれ、
いろんな種類の桜もきれいな花を咲かせていました。
外の散歩もとっても気持ち良かったですね。
研修の終わりは「言葉のプレゼント」。
班のメンバー一人一人に良かったところなどを書いたメモを交換しました。

最後に、学生代表がお世話になった研修センターの皆様にお礼の言葉を述べ、
2日間の研修が終わりました。
この2日間、ずいぶん学生同士の中も深まったのではないでしょうか。
自分たちのやるべきことを自分の力で実施することや、
お互いに協力しあって周りに感謝する気持ちも芽生え、
この研修が学生の成長に大きく役立ったように思います。

最後になりましたが、
学生の主体性を尊重し、温かく見守り、サポートしてくださった丹嶺研修センターの皆様に
一同、心より感謝申し上げます。

丹嶺トレーニング・プログラム(1日目)

2017年05月02日

今年で3期生を迎える武庫川女子大学看護学部ですが、
新一年生は4月27,28日の2日間、
神戸市にある丹嶺学苑研修センター(武庫川学院北摂キャンパス)に初期演習を行いました。

初期演習の目的としては、
「初年次学生が、学院の教育理念と歴史について学び、本学学生としての誇りと自覚を持ち、大学生にふさわしい主体性・論理性・実行力を培い、学部・学科の教育目標を達成するように導くこと」です。

この1泊2日の研修もその目的の下で行われました。
研修というと少し固いイメージもありますが、
今年は様々な企画が盛り込まれていて、学生たちも楽しい2日間になったのではないでしょうか。

まずは到着後のキックオフとして、
いろいろな枠(たとえば「回転寿司で最初に手に取るネタは?」など)で共通の人同士で集まるゲームをして、
今まで話したことのなかった多くの人と話すきっかけになったのではないでしょうか?
コミュニケーションの始まりはお互いの共通点を探すことで生まれるものですね。
ちなみに、もっとも多い最初の寿司ネタは「サーモン」でした。

 

午後の学部企画として、
「応援合戦で私たちのグループが何ができるか」について
パフォーマーチーム、サポートチーム、衣装作成チームに分かれてグループワークをしました。
グループワークの方法は「ブレインストーミング」。
みんながテーマに沿った意見をできるだけたくさん出し合い、
それぞれの意見を関連付けながら一枚の図にしていく作業を行いました。

 

夕食は外で飯盒炊さん。
各班でハヤシライスを作りました。
野外なので、春の息吹(虫)にワーキャーいいながら薪を焚いていました。
皆さんの着火が予想以上に上手で、どこの班も野菜を切り終わる前にしっかりとした炎ができていましたね。
手際よく進んだ飯盒炊さんは予定よりも早く終わり、日の明るいうちに終えることができました。

夜の学部企画として、
午後の部で作成した模造紙を発表しあいました。
一生懸命になるとどうしても「自分たちのこと」、「今のこと」に注目しがちですが、
この企画を通して、周りを見たり、今の頑張りがどんな結果を生むのかについて
視野を広げるいい機会になったのではないでしょうか。

6グループそれぞれ違ったまとめ方で面白かったですね。

母性看護学II:妊婦健診と疑似妊婦体験の演習

2017年04月22日

3年生になると、後期から始まる実習に向けて看護技術を身につけるため、いろいろな演習が行われます。4月13日の記事でご紹介した成人看護学の演習に続き、21日に行った母性看護学の演習風景をお届けします。

今回は妊婦さんとお腹の赤ちゃん(胎児)の健康状態を確認するための技術を練習しました。妊婦さんのお腹を触診すると、胎児の頭やお尻、背中の位置がわかります。

大きくなっていく子宮の長さの計測や、胎児の心拍数の測定も行いました。演習には精巧に作られたモデル人形を使います。
“お腹の中の様子”もリアルです。

大きなお腹を抱えて生活する妊婦さんができるだけ楽になるには、どう援助すればいいでしょうか。その問いの答えを探るべく、「妊婦体験ジャケット」を着けて、日常生活を疑似体験しました。
大きなお腹で階段を降りるのは大変ですね。

8月のオープンキャンパスでは、このような疑似妊婦体験など、看護学生が演習で行っている内容が体験できます。ぜひ、お越しください!

初期演習「大学での勉強の方法」

2017年04月19日

今日の1年生の初期演習では、「大学での勉強の方法」について学びました。大学での授業は高校での授業とは大きく変わってきます。 そのため、勉強のやり方や学び方も変わってくるのです。

ノートのとり方、まとめ方のコツ、効率的に記憶する方法など新入生にとってはとても大事な内容でした。
最後は先輩から科目別の勉強のポイントについてアドバイスがありました。実際に先輩たちが作成した講義ノートを見せてもらいながら、試験対策などを教えてもらえました。
「毎回の小テストは対策をしっかりやる」「ノートは、講義中は要点だけを書いて、講義後に本を調べながらまとめる」「試験前は友達と問題を出し合う」などとても興味深いアドバイスをいただきました。

 

成人看護学Ⅱ:血糖自己測定とインスリン注射の演習

2017年04月13日

4月12日から、3年生の成人看護学Ⅱの授業が始まりました。

成人看護学Ⅱの授業は、後期から始まる臨地実習に活かせるような演習内容になっています。
本日は、「血糖自己測定とインスリン注射」です。

血糖測定とインスリン注射は糖尿病患者さんにとって大事な治療であり、多くの患者さんは自分自身で行います。
実習では、患者さんが正しくできるように看護師さんと一緒に指導をしたりします。
指導するためには、まず自分が正しくできないといけませんね。

インスリン注射では、お腹に腹部モデルを巻いて皮下注射をしました。
血糖自己測定では、ペンタイプの穿刺具を自分の指先にあて血液を出し、血糖値を測定しました。

学生さんは、実際にやってみて少しでも疑問に思ったことは積極的に教員に質問していました。
来週もその調子で頑張りましょう。

お腹に腹部モデルを巻いて注射をしています。

注射の針から薬液が出るか確認しています。
(ちなみに、これは練習用の注射器で薬液の中身は生理食塩水です)


穿刺具を指先にあてて、針を刺した瞬間です。

1年生 授業開始!

2017年04月11日

4月11日、1年生にとって待ちに待った大学の授業が開始されました。
最初の授業は「初期演習」
初期演習の目的としては、
「初年次学生が、学院の教育理念と歴史について学び、本学学生としての誇りと自覚を持ち、大学生にふさわしい主体性・論理性・実行力を培い、学部・学科の教育目標を達成するように導くこと」です。

1年を通して行われるこの初期演習では、
大学での勉強の方法や発表の仕方、
教員とのコンタクトのとり方など、
社会人になっても役立つような内容が詰まった演習になっています。

今月末に行われる丹嶺研修時のグループに分かれて、
まずはお互い自己紹介をするなど、
みなさん和気あいあいとして楽しそうです。

まずは教員(担任)の自己紹介から

担任の清水先生の辛くも楽しかった経験談

担任の藤田先生から初期演習の内容について説明を聞いています

ベッドメイキングの演習

2017年02月13日

2月1日に、基礎看護学分野の特別教育科目において1年生のベッドメーキング演習が行われました。
学生さんたちは初めてピンクのユニフォームを身のまとい、看護学実習室は楽しげな笑顔と声に溢れました。

今回の演習の目標は、
患者にとって安全で安楽で寝心地のよい病床をつくる」です。

ベッドメーキング技術は看護師にとって基本中の基本になる技術で、丁寧さが求められます。
少しでもシワがあると患者さんの不快感のみならず床ずれの原因にもなりますからね。
そして、自分の動作一つ一つを無駄にしないような手順があります。
効率的に、自身の負担も少なく、美しいベッド環境(病床)を作るのはとても難しい技術ですが、
学生さん達はグループでお互い教え合いながら上手に作れていました。

これから2年生になると少しずつ演習が入ってきます。そして各領域の授業も入り、より専門的な話になってきます。その分、授業量も増えてくるので、皆さん今年受けた授業はしっかり自分たちのものにしておきしょう。




EBN演習

2017年01月27日

基礎看護技術演習の授業で「EBN演習」が行われました。

EBNとは「Evidence-Based Nursing(根拠に基づく看護)」です。
昨年11月より、約1年間基礎看護技術を学んできた中で
感じた疑問(リサーチクエスチョン)に対する答えを得るための方法を
グループで考え、実施し、その結果から自分たちなりに看護技術のエビデンスを導き出しました。

そして、ベストプレゼンテーション賞を狙うべく、1月10日に発表会が実施されました。

「入眠を促すベッド環境」、
「患者に対する適切なボディメカニクス」、
「呼吸数の測定を患者に伝えるか否かで、測定値が変動するか」、
「気持ちいい足浴について主観的・生理的に検証する」、
「包帯の種類、圧迫時間、力の強さが皮膚に与える影響」
などなど、どれもユニークなテーマでの発表でした。

16ある発表の中から、輝けるベストプレゼンテーション賞に選ばれたのは、
「性格別の心地よい沈黙」というテーマで発表をしたグループに決まりました。

このグループは、エニアグラム性格論を用いて、
性格分類別の心地の良い沈黙数、沈黙時間について検討しました。

今回のEBN演習での学びを、今後の実習や演習、看護の仕事にもぜひ活かしていってくださいね。

実験風景

実験風景4

DSCN2706

DSCN2712

小児看護学Ⅱ:バイタルサイン測定と点滴の固定の演習

2017年01月10日

皆様、新年あけましておめでとうございます。
今年もムコジョ看護ブログをお願いいたします。

昨年末に、小児看護学Ⅱの授業でバイタルサイン(呼吸数、脈拍数、心拍数)測定と点滴の固定の演習を行いました。
バイタルサイン測定はただ測定するだけではありません。実際に小さい子どもさんを測定する際には、怖がらないようにおもちゃであやしながら、そして笑顔で声かけをすることが必要です。
そこで、学生さんはバイタルサインを測定する時に笑顔ができているか、優しく声かけができているかを自身のスマホで動画を自撮りして、振り返りを行います。
学生さんは笑顔で接していたつもりでも、後で動画を見ると思っていた以上に硬い表情だったようです。笑顔で接するということは意外と難しいものですね。

また、子どもの腕人形に点滴の針を挿し、シーネという副え木のようなもので固定する演習も行いました。

実習でも笑顔で子どもたちに接することができるように心がけましょう!

161130_054

161130_096

161130_019

161130_028

 

絵本の読み聞かせと遊びの工作の演習【小児看護学Ⅱ】

2016年12月06日

今回はとても笑顔あふれる演習になりました。
まずは絵本の読み聞かせの演習です。
学生同士ペアになり、持参した絵本の読み聞かせをする姿をもうひとりの学生がスマホで動画を撮影します。
これは自分自身が読み聞かせをしている姿を客観的に見ることで、表情や読む速さ、声色、リズムなどを振り返る練習になります。
今回演習した読み聞かせをぜひ実習でもできるように家でも練習してみましょう。

次に遊びの工作です。
牛乳パックやペットボトル、紙コップなどを材料にして、
5種類の事例の子どもを想定しながら提供する遊びを工作する演習です。
みなさんとても器用にいろんなものを作っていました。
作ったものをどのように遊ぶかも重要ですが、子どもと一緒に作ることも大事です。
子どもたちみんなが楽しめるものも重要ですが、その子の状況や発達段階に合わせた遊びも大事です。
様々なコンセプトで作成し、他の人が作ったものも今後の参考にしてみてくださいね。

 

DSCN2405声色をうまく変えながら笑顔で読めてます

DSCN2409絵本の見せ方もとても上手に持ててますね

DSCN2425尺取り虫(真ん中をテープで固定)

DSCN2420 ビンの中に仕切りがあり、それぞれ段違いに開けられた形の違う穴にいろんな形のビー玉を落としていく

DSCN2402 牛乳パックで作ったカエルのパペットと学生の笑顔

DSCN2396
DSCN2399

離乳食の試飲食【小児看護学Ⅱ】

2016年11月16日

小児看護学Ⅱではさまざまな演習が企画されています。
その演習の一つとして先日、離乳食の試飲食が行われました。

今回用意した離乳食は、
初期食(5~6ヶ月)
中期食(7~8ヶ月)
後期食(9~11ヶ月)
完了食(1歳~1歳6ヶ月)
また、ミルクとミルクアレルギー用特殊乳(MA-1)を学生みんな試飲食しました。
歯や消化機能の発達ごとに、
見た目や歯ごたえなど変化するのがわかりましたか?

「すり切り一杯」に粉ミルクをすくったり200mlちょうどにお湯を入れるなど、ミルクの作り方も皆さん上手にできていました。

今回は試飲食でしたが、実際に自分たちで作るのもぜひやってみてくださいね。

IMG_2783

IMG_2800

IMG_2885
IMG_2819
IMG_2868

成人看護学ⅠBの授業風景

2016年11月09日

2年生ⅠBの慢性期看護担当教員の川端です。
本日の授業テーマは、炎症性腸疾患患者の看護です。

皆さん、炎症性腸疾患って、ご存知ですか?
現首相もこの炎症性腸疾患の一つである潰瘍性大腸炎の患者の一人ですよ。
このように内閣総理大臣というハードな仕事もこなせるほど、
治療は進歩しているのです。すごいですよね。

ところで、この炎症性腸疾患の治療には、
薬物療法と食事療法が重要です。
特に、炎症性腸疾患が一番悪い状態の時は、
何ヶ月もわたり絶食することがあります。
その理由は、腸を安静にすることで、炎症の増悪を予防するためです。
その時、栄養を点滴でいれることになります。

そこで、今回は、学生に「炎症性腸疾患患者」のイメージしてもらうために、
絶食1ヶ月目で点滴をしている患者役と、
その患者にバイタルを測定する看護師役を割り振り、演じてもらっているところです。

キャプチャ

DSC02879

学生は絶食1ヶ月目の患者にどのように声かけていいかどうか、悩んでいました。
あなたが看護師ならどんな声をかけますか?
考えてみてくださいね。
DSC02886

初期演習【母性看護学】

2016年11月03日

皆様、昨日の「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」ご覧になりましたか?
薬学部や音楽学部、陸上部の学生さんがピックアップされていましたね。
武庫女には頑張っている学生さんがたくさんいて、そのすごさを全国にお伝えできたかと思います。
そして、看護学部も「頑張っているぞ!」という学生さんを
このブログでどんどん取り上げていくので、乞うご期待!

さて、本日は1回生の初期演習の一つ、
「母性看護学」の授業を取材してまいりました。

母性看護学は国際経験豊かな本間先生より、
「国際看護学」に関する説明がありました。
海外の医療の現状や施設の違いについて、写真を交えつつお話いただきました。

DSC02898

その後に、母性看護に関するクイズに答えてもらいました。
皆さん、母性看護を必要とする対象者は分かりますか?

DSC02910

様々なクイズに悪戦苦闘(?!)しながら
学生さんも一生懸命考えて答えてくれていました。
DSC02920

また、今も現役で助産師として勤務されている
専門看護師の大西先生から、
助産師を目指した理由や助産師としての楽しさを教えて頂きました。
DSC02922

次に、赤ちゃん(人形)の抱っこをしてみました。
とってもかわいい赤ちゃんに学生さんもメロメロでした。
DSC02938

妊婦体験ジャケットを羽織った姿は妊婦そのもの!
かがみにくく、足元が見えづらい妊婦の気持ちになっていかがでしたか?
妊婦さんを見かけたらぜひ優しい気持ちで対応してくださいね。
DSC02947

老年看護学Ⅰ:高齢者疑似体験の演習

2016年09月23日

9月ももう少しで終わりですね。武庫川女子大学では後期の授業が始まりました。
今日の授業は、2年生の老年看護学Ⅰ高齢者疑似体験の演習です。

高齢者はどのような感覚であるのかについて、学生が実際に体験します。
ゴーグルを装着して白内障、イヤーマフをつけて老人性難聴などを疑似体験して、箸で小さな食べ物(小豆)を挟んだり、新聞を読んだりします。
普段高齢者がどのような感覚で日常を過ごしているかが分かったでしょうか?

また、高齢者の腰が曲がった姿勢を体験できるシニアポーズを装着し、腰の曲がった状態で杖をつきながら階段の昇り降りやベッドから起き上がることを体験します。

20歳の学生さんには、このような感覚で高齢者が生活していることの想像もつかないと思いますが、他者を理解する上ではとても重要な体験だったのではないでしょうか。

IMG_2707装着方法の説明

IMG_2758小さな食べ物(小豆)を箸で挟む体験
よく見えないためとても難しいです。

IMG_2720IMG_2721白内障になるとこのように視野も狭く、ぼんやりしか見えません

IMG_27491腰が曲がり、前かがみになるとバランスがとてもとりにくいです。

 

アメリカ分校訪問中

2016年09月08日

来年度から3年生対象の選択科目「国際看護学」と「実践看護英語」が開講されます。
これらの科目を担当する私、本間と町浦先生は今、アメリカ分校の
Mukogawa Fort Wright Institute (MFWI) に来ています。
MFWIは日本から乗り継ぎ含めて10時間以上の飛行機の旅を経て、ワシントン州の東側に位置しています。日付変更線を通るので、日本を出発した時間よりも前の時間に到着するのは不思議な感覚ですね。

プレゼンテーション1
今日は打ち合わせのためにワシントン州立大学看護学部を訪問しました。
2週間のMFWI滞在中にワシントン州立大学の教員による講義、SimManを使ったシミュレーション演習、医療施設見学を予定しています。

WSU玄関ワシントン州立大学看護学部の玄関にて 

アメリカの学校は9月から新年度が始まります。
近くのブックストアで教科書が売られています。他にも、
Tシャツなど大学グッズが買えるので、お土産にいかがでしょうか。

ブックストア1ブックストア

ブックストア2大学グッズも販売しています 

緑豊かなMFWIキャンパスではリスが走り回っています。今日は鹿の家族?に遭遇しました。

鹿

今月から文学部英語文化学科・教育学科、短期大学部英語キャリア・コミュニケーション学科の学生さんがMFWIで学んでいます。明日は英語の授業を見学する予定です。

 

「より良い授業方法の工夫と実践」に取り組む教員への奨励制度で表彰されました。

2016年08月19日

暑い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
世間はリオのオリンピックでの日本メダルラッシュで騒がれている中、
ここ武庫川女子大学では本日、前期授業において大学教育の質の向上に貢献した先生に対して表彰式がありました。

看護学部で受賞されたのは小児看護学の藤田優一先生です。

2回生の前期授業で行われる小児看護学Ⅰでは、
毎回講義の最後に自己学習票の持ち込みを可とした小テストを実施します。
・講義で聴く
・講義後にテキストを見直す
・自己学習票にまとめる
・小テスト中にまとめた内容を読む
・小テストの解説を聴く
・定期試験前に復習する
と最低6回は反復して学習することを狙いとしています。
また、授業の終わりに実施する小テストは
前回の講義内容に関連する看護師国家試験の過去問題から出題するため、
国家試験の対策にもなっています。
イラストや動画をスライドにたくさん取り入れて
視覚的に理解しやすいように工夫されています。

このように学生さんの理解向上に注力し工夫を凝らした授業が評価され、
受賞に至りました。
藤田先生おめでとうございます!

武庫川女子大学では藤田先生だけでなく多くの先生が
学生さんが理解しやすいように様々な工夫を凝らしています。
あなたも是非ムコジョ看護の授業を体験してみましょう!

DSCN2110 講堂で行われた授賞式

DSCN2119 藤田先生おめでとうございます

DSCN2128 実際の賞状

DSCN2129 小児看護学Ⅰを担当した先生方(左から植木先生、藤田先生、北尾先生)

聴診器の販売

2016年07月28日

1年生の看護学概論は今日で最後の講義です。

そして、今日はお昼休みに1年生対象の聴診器の販売がありました。
2社が看護科学館に来て下さり、3M社のLittmann(リットマン)とイマムラ社のsonorité(ソノリティ)が展示されていました。

成人と小児の兼用の聴診器や、軽さがウリの聴診器など色もカラフルで迷いますね。
学生さんはどれにしたのでしょうか。

DSCN1817Littmann(リットマン)

DSCN1825sonorité(ソノリティ)

DSCN1873

基礎看護技術演習:食事介助の演習

2016年07月20日

今日は、基礎看護技術演習で食事介助の演習をしました。
ベッド上で寝たまま食事を食べる患者さん、事故により目が見えない患者さんなどさまざまな事例にそって食事介助をします。
実際に学生は患者さんの役をすることで、寝たままで食事を食べることの辛さや、他者に食べさせてもらう申し訳なさなどが体験できたと思います。

また、私たちは普段なにげなくご飯を見て食べていますが、食事は味覚や嗅覚だけでなく視覚の情報も重要です。アイマスクをして目が見えない状態での食事はさぞ不安だったことでしょう。おいしく食べるには、いかに視覚の情報が重要なのかが体験できたと思います。では、この体験をふまえて、視覚に障がいのある患者さんにおいしく食べていただくにはどのように援助していけばよいのでしょうか???

次に、経管栄養剤「ラコール」の試飲もしました。甘くてけっしておいしい味とは言えませんが、病状によってはラコールしか飲むことができない患者さんもいます。看護師として、どのような味でいかに飲みにくいものなのかを知っておくことは重要ですね。

今日は、患者さんの気持ちに一歩近づけた演習だったのではないでしょうか。

IMG_2321田丸先生のデモンストレーション
IMG_2349

IMG_2355経管栄養剤「ラコール」が試飲できます。
IMG_2380ラコールのお味はどうでしょうか?

« Older Entries Newer Entries »