大学院生さん紹介 修士課程看護学研究保健師コース:宮本 佳奈さん

2025年04月14日


看護学研究保健師コース:宮本 佳奈さん
修士課程看護学研究保健師コース 2024年度 入学

経歴
本学の看護学部を卒業後、病院に就職。循環器内科病棟での勤務で健康増進や疾病予防の重要性を感じ、保健師の資格取得を目指し、2024年4月に修士課程看護学研究保健師コースに入学。

Q.1 なぜ大学院に進学しようと思ったのですか?
臨床で患者さんと関わる中で、同じ疾患でも生活習慣や社会背景が身体機能や回復力に影響するという実感がありました。また重症化してからの治療では様々な制限を伴うこともあり、健康増進や疾病予防に関わる仕事がしたいと思い、保健師を目指すことを決めました。

Q.2 武庫川女子大学大学院を選んだ理由は?
本学の学部生の時にも先生がいつも親身にサポートしてくださっていたと感じていました。大学院での学習も少人数制であり、安心して学ぶことができると思いました。
また、継続家庭訪問や、都市部と山間部の両方で臨地実習を行うなど、実践的な学習に力を入れている点にも魅力を感じ、本学への進学を決めました。

Q.3 大学院入試の受験勉強はどのようなことをしましたか?
試験科目は専門科目、英語、面接の3つでした。筆記試験は過去問を活用していました。専門科目は臨床での普段からの勤務で身についている知識が多かったです。一方で英語は就職してから触れる機会が少なかったので、大学受験レベルの長文読解を中心に勉強しました。

Q.4 修士課程で取り組んでいるテーマを教えて下さい?
老人クラブ会員を対象に地域活動の開始に関連する要因をテーマに研究に取り組んでいます。看護師として働いていた時に患者さんたちとの会話の中で、地域との繋がりや活動参加が健康に影響することを実感し、このテーマに取り組もうと思いました。

Q.5 のように仕事と学習・研究を両立させていますか?
保健師コースでは昼間の講義や実習があるため正規職員として勤務していた病院は退職しました。講義や実習に加え、修士論文の研究を行うため忙しく大変なこともありますが、それぞれの学習内容が繋がり、学びを深めることができていると実感しています。
また大学院では様々なバックグラウンドや経験を持つ院生と共に学べるため、刺激をもらいながら楽しく勉強しています。

Q.6 大学院在学中の思い出を教えてください。
大学院に入学して1年が経過しましたが、一番思い出に残っているのは継続訪問の実習です。約半年間、同じご家庭に月1回の訪問を行う実習がありましたが、訪問を重ね対象者さんとたくさんのお話できたことは、学習という面ではもちろんですが、個人的にも思い出に残る出会いだったと思います。

Q.7 印象に残った授業を教えてください。(どのような内容だったか、なぜ/どのような点が印象に残ったか、看護実践や研究にどう生かせそうかなど)
保健師コースでは実習後にカンファレンスを行うのですが、指導者さんや先生だけでなく、他の院生とも活発に意見交換を行っていました。他の学生の事例を知り、共に考えることで自分自身の知識も増えました。
研究コースの皆さんとも一緒に受けている授業では、より理論的に考える授業が多く、今までの看護を振り返ることができました。

Q.8 大学院進学を考えている方へメッセージをお願いします。慣れた環境から離れて進学することに不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。進学してみると、年齢や、内部・外部からの進学を問わず、学生同士協力し支えあいながら過ごしています。先生方のサポートも手厚く、親身になって関わってくださっています。
また、保健師として活躍できるようカリキュラムも充実しており、とても良い環境で学ぶことができます。ぜひ進学を検討してみてください。


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