2025年02月

ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者である米田晴美さんのご講義とご自宅訪問

2025年02月27日

12月の看護学部2年生の「地域看護学」の講義に、西宮市在住のALS患者である米田晴美さんをゲストスピーカーとしてお招きしました。今年度で6回目です。

晴美さんは、ALSを発症されて20年目余です。
発症からの経過や思い、日々の生活、専門職との関りについて語ってくださいました。
語りは夫の裕治さんです。

学生からは多くの質問が事前に寄せられており、その回答も丁寧にしてくださいました。

学生は皆、熱心に聞き入っていました。

ご家族や周囲の方々と交流され、ALS患者であるかそうでないか、障害があるかないか、に関わらず、豊かな生活を送られるご夫婦のご様子から、学生は、生活者として看護の対象となる方や家族を理解する必要性に気づく貴重な機会になりました。


講義後の記念撮影

1月に、看護学部2年生の希望者10名と大学院保健師コースの院生4名が4グループに分かれてご自宅を訪問させていただきました。

訪問時には、晴美さんブレンドの美味しいハーブティをいただきながら、リビングルームの真ん中にある晴美さんのベッド(介護ベッドではなく、ご夫婦で使用するオリジナルのベッドです!)を取り囲み、日々の暮らしについてお伺いしました。

ご家庭でのご家族による吸引の場面も見せていただき、生活の場でもあり療養の場でもある、ご夫婦にとってあたりまえの日常から学ぶことが多い訪問となりました。

晴美さん、裕治さん、ありがとうございました!

公衆衛生看護学 和泉

家庭訪問1グループ:米田さんご夫婦と看護学部2年生2名、教員2名


家庭訪問2グループ:米田さんご夫婦と看護学部2年生2名


家庭訪問3グループ:米田さんご夫婦と看護学部2年生4名


家庭訪問4グループ:米田さんご夫婦と大学院保健師コースの院生4名