大学院修了生さん紹介 修士課程看護学研究コース:阪口 会里さん

2025年04月14日


修士(看護学)阪口 会里さん
修士課程看護学研究コース2023年度修了

修士論文のテーマ
コロナ禍に入職した中規模病院の新卒看護師の職業継続に関わる思いと支援

経歴
救急領域での実務経験を積んだ後、看護大学へ編入し学士を取得。その後、教育関連分野での職務経験を経て、現職に至ります。看護部で教育担当として現任教育に携わりながら、本学の修士課程を修了しました。

Q.1 なぜ大学院に進学しようと思ったのですか?
現任教育に対し、論理的な視点取り組みたいと考えていたところ、上司からの後押しもあり、進学を決意しました。

Q.2 武庫川女子大学大学院を選んだ理由は?
「経験知を理論知へ進化させる」という方針が、自身の課題と一致していました。また、当院で本学の実習を受け入れており、先生方の熱意ある指導に触れる機会があり、そのような先生方のもとで学びたいと考え、本学を選びました。

Q.3 大学院入試の受験勉強はどのようなことをしましたか?
自身の関連領域に限らず、医療や看護全般の動向に広く目を向けました。また、どのようなテーマで研究に取り組みたいのか、思考を整理することを意識しました。

Q.4 修士論文ではどのようなことを研究しましたか?
コロナ禍において、新卒看護師への教育に課題を感じていました。特に、新卒看護師の職業継続の難しさやどのような支援が必要なのかという点に関心を持ちました。先生方や同期生の助言を受けながらテーマを絞り、コロナ禍の新卒看護師がどのような事を思いながら仕事を続け、どのような支援が良かったのかを明らかにするため、質的記述的研究を行いました。

Q.5 どのように仕事と学習・研究を両立させましたか?
夜間、土曜日の開講される授業が多く、仕事との両立がしやすい環境でした。休日はレポートや研究に時間を割くこともありましたが、働きながらだからこそ、実践の課題を踏まえた学習、研究ができたと思います。

Q.6 大学院在学中の思い出を教えてください。
他施設の方との交流が一番の思い出です。様々な施設の背景や価値観にも触れることができ、同じ志を持った者同士なので、通学する楽しみでもありました。
また、とてもユニークで熱心な先生方が多く、学習・研究することへの興味が沸き、知見が広がりました。

Q.7 大学院での学びは、現在の活動にどのように生かされていますか?
現在も新人教育にも携わっているため、研究の過程で得た知識は非常に役立っています。また、論理的に思考することは、仕事にも役立ち、実践が豊かなものになりました。

Q.8 大学院進学を考えている方へメッセージをお願いします。
今までの経験を振り返る機会になり、また確信にも繋がります。そして、多様な医療や看護に触れることにで、自分の視野が広がっていくのを日に日に感じられました。
大学院への進学を考え始めた時が、挑戦のタイミングだと思います。是非、本学で学問の道に進むことをお勧めします。


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