研究室訪問:第1弾!

2016年05月31日

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今回は、母性看護学分野【生涯発達看護学領域】の本間裕子先生の研究室を訪問させていただきました。

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Q:先生の主な研究分野を教えてください。

A:思春期の健康に関心があります。具体的には中学生・高校生の性行動などの健康あるいはリスク行動です。その他に、博士課程にいたころ携わっていたプロジェクトでLGB(Lesbian, Gay, Bisexual)の若者の研究をしています。

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Q:この大学にいらっしゃるまでの略歴を教えてください。

A:看護の基礎教育を修了したあと助産師の免許を取り、病院で助産師として働いていました。機会があり、短大や大学の教員をしているうちに現在の研究分野に興味がわきました。その研究を積極的にしている大学がアメリカにあったので、チャレンジ精神も手伝って留学することを決めました。アメリカでの修士論文指導でお世話になった先生がカナダの大学に移られたこともあって、博士課程はカナダの大学に行きました。博士号を取った後はしばらく「ポスドク」と呼ばれる研究員として、引き続きカナダでLGBの若者の健康問題に関する研究に携わっていました。

Q:海外におられた期間が長いですが、留学するにあたって大変だったことやよかったことなどありますか?

A:もともと英語が得意!という訳ではなかったので、学校に通って勉強したりしました。それも効果的でしたが、コストの面も考えるとラジオの英語講座はとてもよいと思いますね。

留学してよかったことの1つは、最初の留学先のミネソタは白人中心社会だったので、「マイノリティ」(集団の中の少数派)の立場を経験できたことです。社会的な弱者の心細さを実感しました。ただ、「よかった」なんて言えるのは期間限定だからなんですが。

英語については、「英語を話せる・読める」ということで、いろいろと「便利なこと」が増えます。英語で発信される情報量は膨大なので、知識や理解の範囲が広がると思います。

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修士課程修了時に頂いた記念品

Q:突然プライベートなことを伺いますが、趣味などがあれば教えてください。

A:決まった趣味はないですね~。休日はほとんど「休息」にあてていて、平日にできない雑用をするだけで終わってしまいます。そんな日常ですが、美術館巡りは好きなので、少し前に京都で開催されていた「春画展」(18歳未満入館不可)に行ってきました。そこで購入した葛飾北斎の葉書をカナダ時代の友人に出したところ、なかなか返事が返ってこなかったんです。もしかして裏の絵が検閲に引っかかり、没収されたんじゃないかと心配しましたが、ちゃんとメールで返事がきて安心しました。
——–それは心配でしたね。(笑)

たくさんのお話ありがとうございました。とてもお話ししていて楽しかったです。

お忙しいところ、ありがとうございました。


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