看護学研究科看護学専攻 博士後期課程&修士課程★公開発表会★
2月2日(火)、看護学研究科看護学専攻 博士後期課程の公開発表会が行われました。
お一人目は、老年看護学分野の加藤さゆりさん。
研究テーマは「地域在住高齢者における人生の最終段階の医療に関する家族との話し合いのプロセスと看護支援-出雲地域の文化的背景を視野に入れたアドバンス・ケア・プランニングの研究―」
加藤さんは、出雲地域の風習に着眼され、出雲地域在住の高齢者における死生観と人生の最終段階の医療に関する考えの実態を踏まえ、人生の最終段階の医療に関する家族との話し合いの関連要因と看護支援について検討されました。
優しい口調で発表される加藤さゆりさん
加藤さんの研究は、以前、地元の新聞(山陰中央新報)で取り上げられ、インタビューを受けられた男性が「残された時間を強く意識して生きるようになった」とおっしゃられていました。
加藤さんの研究により、今後、出雲地域におけるアドバンス・ケア・プランニングがますます浸透されていくことでしょう。素晴らしいですね!!!
※アドバンス・ケア・プランニングとは・・・自らが望む人生の最終段階における医療・ケアについて、前もって考え、医療・ケアチーム等と繰り返し話し合い共有するプロセス
お二人目は、母性看護学分野の東本幸代さん。
研究テーマは「睡眠健康教育とセルフモニタリングを用いた妊婦への睡眠健康支援」
東本さんは、妊娠中期の妊婦さんを対象に、睡眠の質と量の向上を目指した睡眠健康教育とセルフモニタリングを取り入れた看護ケアの介入をされました。
臨床現場での課題について語る東本幸代さん
長きにわたる介入研究により、仕方ないとされてきた妊婦さんの睡眠の問題に対して真っ向から取り組み、あらゆる角度からアプローチされました。
臨床現場で働いているときから感じてこられた課題をここまで追求され、素晴らしいですね!!
そして、2月6日(土)には、看護学研究科看護学専攻 修士課程の公開発表会が行われました。
今回、12名の修士課程の院生さんが2年間の研究成果を発表されました。
成人慢性看護学分野の髙橋美宝さん
臨床現場での研究疑問から育児不安、防災、働き方改革、無痛分娩、介護負担、Quality of life(生活の質)・・・などなど様々な研究発表がありました。
みなさまの更なる研究のご発展を祈念しております!!!!!