大学院生さん紹介:修士課程 看護学研究コース 2年 嶌 ひかりさん

2017年03月24日

嶌 ひかりさん
大学院看護学研究科 修士課程2年(老年看護学分野)
市民病院の看護師、看護専門学校の教員などの勤務の後、本学の大学院に進学
5歳のお子さんとともにLavyクラブ(大学内の託児所)を利用しながら2年間勉学に励まれた。

Q1 なぜ大学院に進学しようと思ったのですか。
A 看護師していた頃からステップアップしたいなという思いは常にあって、専門学校の教員のあと、大学の助手として勤務したんですが、大学院に行って修士を取った方がいいと上司から勧められたのがきっかけです。その時たまたま武庫川のオープンキャンパスがあるというのを聞いて、より決意が固まった感じです。また、以前に研修で指導をしていただいた阿曽先生(学部長)がいらっしゃったことも大きいです。
あとは、受験をする当時、娘が3歳だったので、保育施設があるところ、駅からのアクセスがいいところも大きかったですね。仕事と子育て、そして勉強とを続けられるか不安な気持ちはありましたが、担当の徳重先生に相談すると、とても雰囲気良く受け入れてくれたのでやっていけそうかなと思い決意しました。

Q2 大学院入試の受験勉強はどのようにしていましたか?
A 受験は英語と専門科目(看護)の問題だったんですが、英語を特に勉強していました。長文の英語にだいたい2ヶ月間、毎日親しむようにしていましたね。ちょっとした合間を見つけては英語を見ていました。わからない単語が出てきたらすぐ辞書を引いて確認するというやり方をしていました。
本番ではそれまでに勉強していた甲斐もあって、なんとか解くことができました。受験中は辞書を貸してもらえて、たまに開きましたが、だいたい分かるような単語でした。でも英語はわからないと書けないので、やっぱり勉強しておいて良かったなとは思います。
専門科目の勉強は自分の専門分野の参考書をみたりして勉強していました。専門科目の試験は記述式だったので空白がないようにとにかく知っていることを書くようにしました。

Q3 子育てをしながらの2年間はどうでしたか?
A 勉強は娘が寝てからしていました。通学は、大学のLavyクラブ(大学内の託児所)まで一緒に連れてきていたんですが、意外と子どもも電車にのるのを喜んでくれたり、Lavyクラブも楽しいみたいで。たぶんLavyクラブの支援がなかったらここまで続けられてなかったと思います。Lavyクラブは預ける時間をこちらの都合に合わせてくれたことも助かりました。夜間の講義の時も預かっていただけましたし、施設はきれいで十分な広さがあり、季節ごとの飾り付けとかもあって安心できました。
また、子どもがいたからこそ励みになった面もあります。子どもへ最後までやりきった姿を見せられたのが良かったです。子どもの卒園式と私の修了式が同じ時期なので、大きくなったときに思い出にもなります。

Q4 修士課程の研究テーマを教えてください。
A サーベイランスに興味があって、感染に関する研究をしたいと思っていました。文献検討から始めて、その中から認定看護師に焦点を当てることにしました。認定看護師の教育課程も最近変わったので、実際に認定看護師がどんな指導をしていて、行っている判断基準とか、現在の課題とかを明らかにするような実態調査をしました。そこでわかったことを今度の2月の学会に発表していこうと思っています。


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