2025年12月
難病支援学術コンソーシアムで院生が最優秀演題賞を受賞!!
「難病支援学術コンソーシアム」で本学大学院看護学研究科博士後期課程の相星香さんの演題が、看護部門の最優秀演題賞に選ばれました。
テーマ:「 炎症性腸疾患患者の身体活動とソーシャルサポートとの関連」
日本の炎症性腸疾患患者の身体活動とソーシャルサポートとの関連を明らかにすることを目的に、アンケート調査を実施しました。
232名の回答を分析した結果、患者の身体活動にはソーシャルサポートが有意に影響していることが示されました。
【相星香さんからのコメント】
このたびこのような賞を賜り、大変光栄に存じます。
開会式直後の大ホールでの優秀演題発表は緊張しましたが、3学術団体の合同学術集会ということもあり、審査員の先生をはじめ、医師・看護・リハビリなど多職種の方々から、今後の研究に向けた貴重な示唆を頂戴することができました。
これからも対象者の生活に寄り添い、明日からの実践につながる看護研究を目指して、引き続き研鑽を重ねてまいります。
いつも丁寧にご指導くださる布谷先生をはじめ先生方に心より感謝申し上げます。
【主指導教員の布谷麻耶教授(成人慢性看護学分野)からのコメント】
「炎症性腸疾患患者の身体活動」に着目した研究は国内外で少なく、その新規性と興味深い知見が得られたことが高く評価され、受賞につながったのではないかと思います。
講演後の質疑応答では、多くの質問や意見をいただき、今後、研究を進めていくうえで貴重な示唆を得ることができました。
この度の受賞を励みに、今後も研究に精力的に取り組み、深められることを期待しています。

今後のさらなる研究のご発展を祈念しております。
おめでとうございました!!!
難病支援学術コンソーシアム in 滋賀
2025年11月28日(金)・29日(土)の2日間、第30回日本難病看護学会学術集会・第13回日本難病医療ネットワーク学会学術集会・第11回神経難病リハビリテーション研究会の合同学術集会として「難病支援学術コンソーシアム」が滋賀県大津市民会館・大津公民館にて開催されました。
本学術集会の大会長は、第30回日本難病看護学会学術集会からは本学の布谷麻耶先生、第13回日本難病医療ネットワーク学会学術集会からは滋賀医科大学の漆谷真先生、第11回神経難病リハビリテーション研究会からは滋賀県立総合病院の中馬孝容先生が務められました。
開会式の様子
大津市観光キャラクター”おおつ光ルくん”と”琵琶湖“
本大会は、「つながりが支える難病の新時代」をテーマに、多職種や難病の当事者、家族の方々を中心に全国から総勢1,150名が参加され、非常に多くの演題発表や多彩な講演があり、大変実り多い会となりました。
今回、日本難病看護学会は発足から30周年を迎え、さらに祝福のムードに包まれました。
歴代の代表理事の先生方と布谷大会長
150を超える一般演題の中から優秀演題として選ばれた8演題の講演発表があり、さらにその中からネットワーク部門、看護部門、リハビリテーション部門それぞれの最優秀演題賞が選出されました。
看護部門の最優秀演題賞は、本学大学院看護学研究科博士後期課程の相星香さんが受賞されました。
おめでとうございます!
2日間にわたるコンソーシアムでは、災害対策についての市民公開講座&交流会もあり、難病療養者や医療者に加え、一般市民の方も含めて活発な意見交換がなされていました。

災害対策の交流会の様子
今回、初の3学術団体合同開催となりましたが、「つながりが支える難病の新時代」に向かうべく、非常に重要な学術集会となりました。



