ドキドキ!?の演習(成人看護学・慢性期)
3年生は10月から臨地実習でがんばっています。
実習に向けて前期(4~7月)に行われた学内演習の様子をご紹介します。
成人看護学(慢性期)では演習「脈拍測定、心電図モニター装着」を行いました。
教員から脈を看ることの大切さや測定方法、心電図の見方などの講義の後、まずは自分の橈骨動脈(手首の親指側で触れる動脈)で脈の回数や強さ、規則性などを確認します。
きちんと三本指をそろえて自分の脈を確認できました。
次に足背動脈(足の甲で触れる動脈)の測定です。
先生から「触れにくい人は脚を伸ばした姿勢で探してみてください」とのアドバイス。
でも、今の学生さんは足が長いので大変そう(^^;)。
「あなたの足背動脈はここで触れてますね。動脈がどこを通っているか、解剖の知識が必要ですよ。」
お互いに測定し合って、全員が自分とペア学生の検脈を体験しました。
一方のグループは心電図の装着演習を行いました。モニター・送電器の操作について説明を聞き、電極を貼る位置を確認してペアで波形を確認します。
「これ入れる場所間違えたらビリビリするかな?」
(ビリビリはしませんが波形が違ってしまうので正しい位置に入れてくださいね)
きちんと波形が表示できました。
橈骨動脈を触れて波形と一致しているか見てみましょう。
座った姿勢で測った脈拍と立って足踏みした状態ではどのくらい脈拍が変わるかな?
「わー、61/分から124/分になりました!」
「ドキドキする!」
この後、モニターを外すときには皮膚を引っ張らないようにやさしく剥がして、かぶれがないかもきちんと確認できていました。
脈を看ることは、対象者さんの状態を把握し、異常の早期発見につばがる大切な看護技術ですね。どの実習でも必ず行いますので確実に習得しておきましょう。