大学院生さんの紹介:博士後期課程
博士後期課程:山本 孝治さん
看護専門学校卒業後、保健師養成課程を経て、総合病院に就職。糖尿病や腎臓内科系病棟で勤務した後、看護専門学校の教員に。慢性看護を探究する研究方法を学ぶため、大学院に進学。現在は慢性看護学の講師として福岡県の大学に勤めながら、博士後期課程に在籍。
Q1 なぜ大学院に進学しようと思ったのですか?
率直にいうと、研究について探求したいと考えたためです。研究に取り組むうえで心がけていることに、「看護実践に活かせる研究を行う」があります。この実現には、博士課程に進学して研究方法や看護理論について学び、研究の実践に繋げたいと考えました。
Q2 武庫川女子大学大学院を選んだ理由は?
私の専門領域である慢性看護と研究テーマである炎症性腸疾患患者への看護について先駆的に研究に取り組まれる先生がおられ、研究の指導を受けたいと考えたためです。
Q3 大学院入試の受験勉強はどのようにしていましたか?
入試科目に英語があるので、英語の文献を毎日読んで英文に慣れるように対策をとりました。また、博士課程でどういった研究に取り組みたいのかを明確に説明できるように、プレゼンテーションの準備を計画的にすすめました。
Q4 博士後期課程で取り組んでいる研究テーマを教えてください。
クローン病患者のセルフケアに関する研究に取り組んでいます。文献検討から始めて、インタビュー調査、質問紙調査へと段階的に進めています。クローン病は難治性の疾患で治療法が未だ確立されていないため、患者自身が行うセルフケアについて検討し、セルフケアを高めるための支援について検討しています。
Q5 どのように仕事と学習・研究を両立させていますか?
現在、看護大学に所属しており、仕事もハードですので…メリハリをつけるようにしています。「今日は研究についてどこまでやる!」とか「この期日までに〇〇を完成させる」など目標を決めて、達成できたらチェックマークをつけるなど、モチベーションを維持する工夫もしています。
Q6 大学院進学を考えている方へメッセージをお願いします。
私にとって、博士課程での学びは一生の財産になると思っています(現在進行形です)。武庫女の先生方は豊富な研究実績をもっておられ、私たち院生に多くの刺激を与えてくださいます。
進学を考えている方は、ぜひ前向きに検討されてはと思います!