基礎看護技術演習:食事介助の演習
2016年07月20日
今日は、基礎看護技術演習で食事介助の演習をしました。
ベッド上で寝たまま食事を食べる患者さん、事故により目が見えない患者さんなどさまざまな事例にそって食事介助をします。
実際に学生は患者さんの役をすることで、寝たままで食事を食べることの辛さや、他者に食べさせてもらう申し訳なさなどが体験できたと思います。
また、私たちは普段なにげなくご飯を見て食べていますが、食事は味覚や嗅覚だけでなく視覚の情報も重要です。アイマスクをして目が見えない状態での食事はさぞ不安だったことでしょう。おいしく食べるには、いかに視覚の情報が重要なのかが体験できたと思います。では、この体験をふまえて、視覚に障がいのある患者さんにおいしく食べていただくにはどのように援助していけばよいのでしょうか???
次に、経管栄養剤「ラコール」の試飲もしました。甘くてけっしておいしい味とは言えませんが、病状によってはラコールしか飲むことができない患者さんもいます。看護師として、どのような味でいかに飲みにくいものなのかを知っておくことは重要ですね。
今日は、患者さんの気持ちに一歩近づけた演習だったのではないでしょうか。
田丸先生のデモンストレーション
経管栄養剤「ラコール」が試飲できます。
ラコールのお味はどうでしょうか?
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