研究室訪問:第2弾
研究室訪問第2弾は、小児看護学分野【生涯発達看護学領域】の藤田優一先生の研究室を訪問させていただきました。
Q:先生の主な研究分野を教えてください。
A:小児看護の中でも、入院している子どもが歩いているときの転倒やベッドからの転落の事故についての研究を主にしてきました。今、一番関心があるのは小児科外来での看護師の技術についてで、国からの科学研究費も頂いて調査を進めているところです。
<8月に発表する論文のポスター>
Q:この大学にいらっしゃるまでの略歴を教えてください。
A:元々、人の役に立ちたいと思っていたことから、看護師を目指しました。小児看護を選択したのは、看護の中でも男性として「父親役割」をもって患者さんに接することができると思ったからです。神戸の兵庫県立こども病院に就職して、血液内科(こどもの白血病など)、ICU(集中治療室)に勤務しました。その後は大学院へ進学し教職の道を進みました。
Q:趣味など、いつもの休日の過ごし方などを教えてください。
A:子どもが生まれる前までは「釣り」と「バンド」でした。ベース担当で、所属していたバンドは西宮のFMでゲスト出演するまでになっていましたが、今は土日も仕事をしていることが多く、趣味の時間はないですね。この前は、双子の息子たちをつれて山まで行って、バッタ4匹とトンボ1匹を捕まえてきたりしました。大学では広報入試担当ですが、家では子どものお風呂と遊び相手担当です。
<息子さんたち作成の「お父さん」>
Q:最近、大変だったことなどエピソードがあったら教えてください。
A:最近、学生が提出したレポートの小さい字などが見えづらいと思い、老眼鏡を購入してみたのですが、かけて張り切ってレポートを読んだら、慣れていないためか、めまいと肩こりで大変なことになり、回復するのに3日くらいかかりました。
―― 治ってよかったです。学生さんにはレポートは大きめの字でお願いしましょうかね。(笑)
<せっかく購入したおしゃれなメガネ・・しばらく使いませんとのこと>
Q:最後に、「本学の学生に望むこと」を教えてください。
A:学生の間もそうですが、できるだけ問題意識を持って、周囲に流されないようにしてほしいです。就職して看護師になってからも、「みんなが昔からやっている方法だから私もやる」という考え方ではなく、「どうしてそうするのか」、「もっといい方法はないのか」を「考える」ナースになってほしいです。
―― 本当に、私もそう思います。
<学生さんが保育所に実習に行ったときに困らないように、「読み聞かせ」の練習用絵本>
お忙しいところ、たくさんのお話ありがとうございました。