実習室物品紹介:成人看護学・急性期分野
2016年09月07日
今回紹介するのは、成人看護学・急性期分野です。
急性期分野は主に手術を受ける患者さんの看護に関する勉強をします。ベッドで過ごす患者さんの環境を整えるのも看護師の大切な仕事です。寝ている患者さんがベッドで同じ姿勢で居続けることで、どこにどのくらい圧力がかかっているか調べるマットがムコジョにはありますので下の動画で紹介します。
このマットを身体の下に敷き、機械につなげるとかかっている圧力によってパソコン上で色が変わり、どこに圧力がかかりやすいかを数字で客観的に測定することが出来ます。
動画でも紹介したように、身体の向きによってかかる圧力が変わってきます。入院患者さんでは骨が突き出た部分にはベットにふわふわのマットを敷いていても、その部分に褥創(じょくそう:いわゆる「床ずれ」)が出来やすい状態です。そこで、定期的に身体の向きを変える(除圧といいます)ことが大切です。
褥創は一度出来てしまうと治癒するのに時間がかかり、患者さんに負担になるため、看護職としては「出来ないよう」に予防に努めることが重要です。
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