大学院修士課程看護学研究保健師コース 公衆衛生看護学実習Ⅰ

2017年10月02日

今回は看護学研究保健師コース(修士号および保健師国家試験受験資格を取得できるコース)の院生さんの実習の紹介です。

看護学研究保健師コースの院生さんは、2年間で4つの実習を経験します。
今回はそのうち、2つ目の実習にあたる「公衆衛生看護学実習Ⅰ」の様子をご紹介します。

公衆衛生看護学実習Ⅰは、大学院看護学研究保健師コース2年生の院生さんが学ぶ科目です。
今年は5月15日~6月2日までの3週間、
西宮市保健所と西宮市鳴尾保健福祉センターでお世話になりました。
この期間に、難病患者さんの交流会や精神疾患患者さんのご家族の教室、4か月児健康診査や1歳6か月児健康診査、3歳児健康診査、離乳食講座等、
様々な事業の様子を見学または実施し、
子どもさんのいらっしゃるご家庭への家庭訪問も経験させていただきました。
また、4か月児健康診査に来られた保護者の方々に向けて、
「子どもさんとの夏の過ごし方~熱中症を防ごう!」というテーマで
10分ほどのお話(健康教育)をさせていただきました。
健康教育は、1年生で行う「公衆衛生看護学演習Ⅰ」で学内にて小さな子どもさんがいる教員を対象に一度実施していましたが、
今回はたくさんの保護者の方が来られる健康診査の場で実践するということで、
実習開始前から時間をかけて準備を進めていました。

 真夏の野外の様子を説明しています

健康診査に来られた保護者の方々は、院生の話を熱心に聞いてくださり、
実施前は緊張して表情の固かった院生さんの顔が、
実施後には非常に生き生きとした表情に変わっていました。

看護学研究保健師コース2年生の院生さんは、
これまでに学内の講義や演習で様々な知識・技術を学んできましたが、
保健所や保健センターの働きや保健師さんの活動を実際に目にする実習はこれが初めてでした。
保健師さんの姿や地域の住民の方々の声を聞いて、
地域で働く保健師さんが住民の方々にとってどのような存在であるべきか、
思い描いていたものがより具体的なものになったのではないでしょうか。

実習にご協力いただきました保健師の皆さま、地域の住民のみなさま、ありがとうございました。


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