筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者である米田晴美さんをゲストスピーカーとしてお招きしました。
2020年11月20日
10月27日の看護学部2年生の「公衆衛生看護学」の講義に、
西宮市在住のALS患者である米田晴美さんをゲストスピーカーとしてお招きしました。
昨年度に続き2回目です。
晴美さんは、ALSを発症されて19年目です。
発症から現在までの経過や思いについて学生に語ってくださいました。
晴美さんは人工呼吸器を装着しており、
コミュニケーションは口の動きを読み取る方法を用いるため、語りは夫の裕治さん担当です。
家族と語らい、外出し、人生を楽しむ表情豊かな晴美さんを目の当たりにし、
学生にとって、ALS患者、難病患者という自身が持つイメージにとらわれずに人と接すること、看護を行うことの重要性に気づく貴重な機会になりました。
8月に起きた、ALS嘱託殺人に関するご意見もお伺いしました。
学生は、ALS患者があたり前のように「生きたい」と思える社会に、という思いを強くしました。
講義の次の土曜日に、ご夫妻のお招きを受けて有志の学生が家庭訪問をさせていただき、
ご家庭での生活の実際を学ぶことができました。
晴美さんの居場所は、日当たりのいいリビングルームです。
高校時代の同級生であったご夫妻のなれそめをお伺いしました。
米田さんご夫妻の日常は、11月18日の毎日新聞夕刊に1面で掲載されています。
(本学での講義風景も左下に!)
記事の下のURLは、紙面未掲載分も含む写真特集が掲載されている毎日新聞Webページです。
あわせてご覧ください。
※画像をクリックすると毎日新聞Webページの本記
公衆衛生看護学 和泉、金谷
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