筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者である米田晴美さんのご講義とご自宅訪問
2021年11月22日
10月26日の看護学部2年生の「公衆衛生看護学」の講義に、西宮市在住のALS患者である米田晴美さんをゲストスピーカーとしてお招きしました。今年度で3回目です。
晴美さんは、ALSを発症されて20年目です。
日常の生活、発症からの経過や思いを語ってくださいました。
語りは夫の裕治さんです。
ALS患者であるか、そうでないかに関わらず、当たり前の日常を家族との過ごし、豊かな人生を歩む晴美さんのご様子に触れ、学生は、病気にとらわれず、全人的に看護の対象となる方や家族を理解する必要性に気づく貴重な機会になりました。
昨年に起きた、ALS嘱託殺人に関するご意見もお伺いしました。
学生は、誰しもがあたり前のように「生きたい」と思える社会、言える社会に、という思いを強くしました。
人工呼吸器を装着している晴美さんの「口の動きの読み取り」にチャレンジ!同行してくださったヘルパーさんに助け船を出してもらいました。
後日に、大学院保健師コースの院生がご自宅を訪問させていただきました。
訪問看護師さんとヘルパーさん、笑顔の晴美さんのご様子を拝見しました。
晴美さん手作りの掛け軸
公衆衛生看護学 和泉
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