大学院生さんの紹介:修士課程看護学研究コース

2022年04月18日

修士課程看護学研究コース:松尾 千恵美さん

兵庫県立リハビリテーション中央病院に就職し、8年後に脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の資格を取得。看護研究の方法論や論理的な思考を習得したいと考え修士課程に進学。職場の理解と協力を得て、勤務しながら退院支援をテーマに研究に取り組んでいる。

Q1 なぜ大学院に進学しようと思ったのですか?

看護研究は技術の有用性を裏づけるためにエビテンスを得ることで、根拠のある技術に変わっていき、結果として看護ケアの質の向上に繋がります。私の勤務する病院では、看護研究の方法論や分析方法など、近隣の大学の教授から指導を受けています。しかし、指導を受けられる時間は限られているため、各病棟で悩み、試行錯誤を重ねながら進めているのが現状です。そこで、自身が大学院に進学し、研究に関する知識を得ることができれば、病院で取り組んでいる看護研究の一助となり、結果として病院の看護ケアの質の向上に繋がるのではないかと考え進学しました。

Q2 武庫川女子大学大学院を選んだ理由は?

私は脳卒中リハビリテーション看護認定看護師として病院で活動しています。そのため、臨床を継続しながら進学できる大学院を探していました。武庫川女子大学大学院は働いている看護師をサポートしたいとパンフレットに記載されていたため、選びました。

Q3 大学院入試の受験勉強はどのようにしていましたか?

英語はCD付きの本を購入し、自宅にいる時は本を読んで勉強する以外は、常にCDを流して聴覚からも刺激を入れました。看護に関しては、認定看護師になったころから脳卒中のことばかり勉強していたため、その他の分野は自信がなく、教科書を各分野すべて読み直し、代表的な疾患など抽出し、まとめました。

Q4 修士課程で取り組んでいる研究テーマを教えてください。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師が行う退院支援についての研究をしています。

Q5 どのように仕事と学習・研究を両立させていますか?

私は認定看護師の仕事が大好きで、気を抜くと仕事ばかりに夢中になってしまうので、レポートの締め切り前などは、そちらに集中するよう計画的に勉強するようにしています。もともと計画を立ててから取り組まなければ抜けてしまうことが多いので、計画的な学習は私にとって必須です。また、家に帰ると時間ばかり経過するのに何もまとまっていないことも多々あるので、仕事の後に1~2時間、病院の図書室などで集中して勉強して帰るようにしています。
「修士過程の仲間と」(中央が松尾さん)

Q6 大学院進学を考えている方へメッセージをお願いします。

先生方や同期との出会いで視野が広がり、多くのことを学べています。本当に進学して良かったと思っている毎日ですので、進学を考えておられる方にはおすすめいたします。


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