大学院修了生さん紹介 修士課程看護学研究コース:沼田 健一さん

2026年04月10日

修士論文のテーマ
床上での排尿を促すための基礎的研究 ”流水音による副交感神経賦活化の検証 ”

経歴
病院附属の看護専門学校を卒業後、専門学校で保健師の資格を取得しました。その後、母体となる病院に就職し、集中治療室、人工透析センター、緩和ケア病棟、内科系病棟、地域包括ケア病棟などの臨床経験を経て、母校の看護専門学校で専任教員となりました。現在は前任校と同系列の看護専門学校で、専任教員として勤務しています。

Q.1 なぜ大学院に進学しようと思ったのですか?
専任教員として働く中で、自身の理論的基盤の弱さを感じ、学びを深めたいと考えるようになったことが理由の一つです。加えて、専門学校の閉校が決定して学生数が減り、業務量も落ち着いて「今が学ぶチャンスだ」と思えたことが、進学を決意する大きなきっかけとなりました。

Q.2 武庫川女子大学大学院を選んだ理由は?
自宅で学べる通信教育が中心の大学院も検討しましたが、自身の学習スタイルを考えると、通学して学ぶ方が継続できると感じていました。そのため、通学可能な範囲で大学院を探していた中で、本学のカリキュラムに出会いました。専任教員は基本的に平日日勤で勤務しており、職場の理解や協力体制には恵まれていましたが、勤務日の調整は容易ではありませんでした。そのような中、本学では平日の夜間と土曜日の授業のみで必要な単位を修得でき、自分のライフスタイルに合っていると感じ、進学を決めました。

Q.3 修士論文ではどのようなテーマで研究に取り組みましたか?そのテーマを選んだ理由も教えてください。
自分の学生時代から知られている看護技術の一つ「床上排泄の際に流水音を流す」ケアについて、その根拠や機序が気になって研究テーマにしました。看護の世界では科学的根拠を大切にする姿勢がますます求められるようになっており、準実験的研究は看護実践の根拠としても意義があると考え、多くの基礎看護技術に関する実験研究を実践・指導されている教授のもと研究に取り組みました。

Q.4 大学院在学中の思い出を教えてください。
授業ではワークも多く、経歴や年齢の異なる仲間との意見交換や、教授からの専門的なアドバイスが非常に刺激的でした。また、看護とは直接関わりのない他専攻の選択科目も興味深く、視野が広がったと感じています。なかでも、修士課程で学びを共にした多様な背景をもつ10人の仲間との出会いは、私にとってかけがえのない財産です。このご縁を、これからも大切にしていきたいと思っています。

Q.5 大学院での学びは、現在の活動にどのように生かされていますか?
講義や研究活動で培った科学的思考や論理的思考は、専門学校での教育活動に生かせていると感じています。現在担当している授業の一つに「看護研究」がありますが、本学で改めて学ばせていただいた「看護学の発展における研究の重要性」を、将来の看護を担う学生さんたちに伝えていきたいと考えています。

Q.6 大学院進学を考えている方へメッセージをお願いします。
私にとっての大学院での2年間は、「学べること」の幸せさやありがたさを改めて感じることができた時間でした。進学を考えている皆さんも、もしその機会が得られるのであれば、ぜひ本学でチャンスを活かして欲しいと思います。


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