口腔内・鼻腔内吸引手技の難しさを実感(基礎看護技術演習Ⅲ)
2023年05月02日
2年生になり1ヶ月が過ぎました。2年生では、看護師として不可欠の安全・安楽を考慮した確実な治療処置技術を身につけるための基礎看護技術演習Ⅲが開始されます。本日は、その演習の1つである「口腔内・鼻腔内吸引」の技術演習についてご紹介します。
口腔内・鼻腔内吸引は患者さんにとって苦痛を伴う援助の一つです。技術を正しく実施するために関連する基礎知識を復習し、なぜそのように行う必要があるのかという根拠づけを大事にしながら演習を行います。
写真:事前課題で提示した学生の解剖図の絵を活用し、教員が吸引時に注意すべきポイントを説明している場面
演習の導入を行ったあと、教員のデモンストレーションを見学します。
写真:教員のデモンストレーションを見学している場面(頭上のモニターでも細かい手技を確認)
初めの手技に少し戸惑い気味ですが、学生たちは教員の説明を聴きながら演習レポートに大事な点をメモしています。
いよいよ実践です。吸引を実施する直前までは学生が患者役を実施し、吸引直前で口腔ケアモデルを利用し吸引を実施します。
写真:「今からお口の中に管を入れて吸引を行いますね」と看護師役の学生が患者役の学生に声かけしている場面
「なぜ、そうするの??」「なぜ、そう考えたの?」と教員からの発問に根拠を考える難しさを実感する一方でわかった時のうれしさも実感しながら学生たちは学びを深めていました。
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