ご自宅における医療的ケアの演習をしました。

2023年07月03日

在宅看護学演習では、訪問看護の第一線で活躍される、「みんなの訪問看護ステーション」管理者の中村様、看護師の田中様をお迎えし、ご自宅で医療的ケアの必要な療養者様にかかわる心構えに関するお話をしていただきました。

 

看護の実践や心構えを聴講

自宅で行われる経管栄養や点滴等の医療ケアに対する看護ケアのデモンストレーションをしていただきました。学生は教員手作りのモデル教材を使い、高カロリー輸液をするためのポートへの針刺しや胃ろう(※1)への栄養剤の注入、褥瘡モデルを使用しての褥瘡の経過を評価しました。

デモンストレーションの見学

人工皮膚でポート(※2)を覆ったモデルに針を刺してみます。

胃ろうカテーテルを差し込んだペットボトルに、とろみのある
半固形栄養剤を注入。「ご気分悪くないですか?」

物品も自宅にあるもので代用することが多いので、ティッシュでこより(※3)を作ってみました。

寝たきり状態が続くと、褥瘡が発生してしまうことも…
モデルで見て、触って、大きさや深さ等ちゃんと評価できるかな?

実習に出る前の3年生にとって、自宅での療養生活がイメージできた授業でした。

※1胃ろう:食物が口から摂取できない場合に、胃にチューブを挿入して栄養を補給する方法
※2ポート:栄養補給のための中心静脈栄養法を在宅の環境で行う皮下埋め込み式中心静脈ポート
※3こより:ティッシュをよじり、チューブ周辺を清潔に固定するために皮膚との間に挟みます。


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