大学院生さん紹介 修士課程看護学研究保健師コース:多嶋田 悠さん
九州大学医学部保健学科看護学専攻を卒業後、保健師の資格取得を目指し、2023年4月に修士課程看護学研究保健師コースに入学。
Q1 なぜ大学院に進学しようと思ったのですか?
地域住民の健康増進や疾病の予防に携われる保健師の仕事に興味があり、大学院では保健師になるための勉強や研究に2年間かけてじっくり取り組めるため、進学しようと思いました。
Q2 武庫川女子大学大学院を選んだ理由は?
武庫川女子大学大学院では、高齢者と母子の継続家庭訪問や都市部と山間部での実習など、地域の住民さんと関わりながら学ぶ機会が他の多くあり、保健師としての実践能力をつけることができると考えたからです。
Q3 大学院入試の受験勉強はどのようにしていましたか?
入試では、英語と専門科目の筆記試験と面接がありました。筆記試験の過去問を大学のウェブサイトから入手できたため、出題形式や傾向をつかむために活用しました。英語の対策として、卒業研究で使用する英語論文やWHOのウェブサイトを読み、紙の辞書を使いながら和訳していました。専門科目の対策としては、大学で受講した公衆衛生看護学概論の復習や看護師国家試験の学習をしていました。面接は、大学のゼミの先生に模擬面接をしていただき、受け答えの練習をしました。
Q4 修士課程で取り組んでいる研究テーマを教えてください。
昼食会に参加する独居高齢者のフレイルと食品摂取多様性との関連をテーマに研究に取り組んでいます。
Q5 どのように仕事と学習・研究を両立させていますか?
アルバイトとして大学院の先生の研究支援員をしています。授業や実習、研究などで忙しい時期は先生と相談して、可能な時にできるように調整していただいていました。
Q6 印象に残った授業や実習を教えてください。(どんな内容だったか、なぜ/どういう点が印象に残ったか、看護実践にどう生かせそうか等)
印象に残っている実習は、1年生で実施する継続家庭訪問です。母子と高齢者さんの家庭それぞれを半年間かけて毎月訪問させていただきました。実習では対象者の方の家庭に出向き、お話しをする中でご家族を含めた健康状態や生活状況などの情報収集をし、アセスメントしていきます。訪問を重ねるごとに対象者の方の生活や思いをより深く知ることができ、関係性を築きながら継続して関わることの大切さを学びました。また、母子の訪問では、子どもが成長・発達していく様子をお母さんと一緒に見られたことが私にとって大きな喜びでした。実習を通して保健師としての知識や技術、対象者の方との関わりを学ぶことができたと感じています。
Q7 大学院進学を考えている方へメッセージをお願いします。
保健師コースは地域で生活する方と関わる機会が多くあり、保健師になるための実践能力をつけられると同時に、人としても成長できる環境だと思います。学生同士や先生方との距離が近く相談しやすいですし、先生方からのご指導もとても手厚いです。保健師の仕事に興味のある方は、ぜひ進学を検討してみてください。
現在の看護学研究科HP「大学院生の声」のページはこちらです。よろしければご参照ください。
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https://www.mukogawa-u.ac.jp/~kango/gschool/voice.html