大学院生さん紹介:修士課程 保健師コース 1年 岡部 芳美さん
岡部 芳美さん
大学院看護学研究科(看護学研究保健師コース) 修士課程1年(公衆衛生看護学分野)
一般職から看護の道を決意し、専門学校卒業後すぐに当大学院に進学
養護教諭の妹を持つ
Q1. 今までの経歴:一般職から看護の世界に
はじめは看護ではない大学を卒業して一般就職をしたんですが、祖母が倒れたのをきっかけに、人を助けられる仕事に興味を持ち3年生の看護専門学校に入学しました。その時点では看護師になろうと思っていたのですが、実習先で家に帰ることができない患者さんに出会い、健康であればその人らしく地域で過ごせるのにと感じていました。
はじめは訪問看護師も考えましたが、訪問看護は病気になった後、保健師は病気になる前からかかわれるというところで、私の思いに合うのは保健師のほうだと思い進学を決めました。
Q2. 武庫女の大学院で保健師を学ぶメリット:先生との距離が近いことやディスカッションができる
実習で悩むこともありますが、理論を学べたり他の院生とディスカッションをすることで方向性が見えてくることも多いです。私の場合、専門学校卒業後すぐ大学院に進学したので、臨床経験が全くなくて初めは不安だったんですが、経験豊富な同期の院生たちから大切にしていることやアドバイスをもらえるので得るものは大きいです。
実習や課題は大変ですが、保健師コースは人数が少ないので先生や先輩との距離が近く、とてもアットホームです。先生は丁寧に振り返りをしてくれたり一つ一つの記録に時間をさいてみてくれるのでとても安心できます。指導の仕方も、どこができていて、どこが課題なのかが的確に指導してくれるのでとても分かりやすいです。実習先の指導者さんからも助言をもらえて自分の課題を見つけることができるので、よい学びにつながっています。
Q3. 大学院入試の受験勉強:看護の国試と英語(長文)の日本語訳をメインに
看護の問題と英語の問題があるのですが、私は看護師国家試験の前日に入試だったので、看護は国試の勉強をしていました。英語は過去問を解き、繰り返し出てくる医学論文特有の英単語や熟語は暗記するようにしていました。主に英文を日本語訳する問題が多かったような覚えがあるので、文法の勉強よりも長文に出てきそうなテーマを日本語で理解しようとしていました。
Q4. 研究テーマ:一人暮らしの男性高齢者への支援について
実習を通して、一人暮らしの男性高齢者はとくに閉じこもりが多いことを実感しました。そこで、地域で生活できるように保健師としてどのように支援ができるのか研究してみたいと思っています。
Q5. 修了後の進路:行政の保健師になりたい
行政の保健師になりたいと考えています。保健師として幅広い経験を積むことができるよう、先生方とも相談しながら、就職先を検討していく予定です。
Q6. 保健師コースの受験を考えている皆さんへ:看護の臨床経験がなくても得るものは大きい
臨床経験がない私でも、モチベーションの高い先生・先輩・同期からたくさんのことを学べるし刺激をもらえます。学びたいことが学べ、困ったことはすぐに相談できる環境がそろっているのも魅力の一つです。皆さんに会えるのを楽しみにしています。
保健師コースの岡部さん、ありがとうございました。
これからも頑張ってください!