カテゴリー「大学の授業」の投稿一覧
看護学部6期生(1年生)初期演習Ⅰ
7月15日、22日と2日間に分けて、看護学部6期生(1年生)の初期演習Ⅰが行われました。
入学時オリエンテーション以来の久しぶりの登学でした。
受付で体温を測定し、厳重な感染対策のもとで実施します。
おでこを出して検温中の学生さん。熱なし!
まずはじめに、学科長の寳田穂先生よりごあいさつをいただきました。
「みなさん、お久しぶりです。どうされていましたか?お顔が見られてよかったです!!」
ひさびさの対面に嬉しそうな寳田穂先生でした
次に、1年生担任の早川りか先生、田丸朋子先生より講義が行われました。
医療、看護の分野では、チームワークはとても重要です。今日は、その第一歩となる大切な授業です。
チームワークの大切さを語る田丸朋子先生
続いて、学生たちによるグループワークが行われました。
「チームワークを発揮するために何を大切にしたらいいですか??どんな行動をとればいいですか??」
ソーシャルディスタンスを保ちグループワーク
グループワークの内容をそれぞれ発表してもらいました。
学生からは、チームワークを発揮するためには「積極的にコミュニケーションをとり、意見を出し合う」「人任せにせず積極的に行動する」「相手を思いやる」「聴き上手なる」など、さまざまな意見が出ました。
発表する学生さん
最後に、担任の先生方から「毎日の何気ないあいさつや声かけを大切にしましょう」「大学の仲間は末永い付き合いになります。一番近い存在として大切にしてほしい」など、これからチームワークを発揮する上での大切なメッセージをいただきました。
コロナ渦でなかなか交流が持てないまま約4か月が過ぎてしまいましたが、これからの4年間、6期生の皆さんが素晴らしいチームワークを発揮されることを楽しみにしています!!
看護学概論~国際看護活動~【遠隔授業風景】
看護学概論第12回「国際看護活動」の授業では、実際にアメリカのロサンゼルスにあるメモリアルケアロングビーチメディカルセンターで正看護師として勤務されている柏井喜代子先生にゲストスピーカーになっていただき、遠隔授業が行われました。柏井先生は認定創傷ケアナースかつナースプラクティショナーとしてご活躍されております。
司会進行をする清水佐知子先生
学生は「アメリカで看護師として働くために学生のうちにやっておくべきこと」「実際の看護業務」「新人教育」「新型コロナウイルス」などの質問を積極的にしていました。
アメリカから授業される柏井喜代子先生
授業終了時には「アメリカで看護師として働きたい人?来たい人?」の問いかけに対し、多くの学生は手を挙げ、「今までの授業で一番楽しかった!」と感想がありました。
学生たちが未来に目を向けている様子が質問や感想から伝わってきた遠隔授業でした。
精神看護学Ⅱ~地域生活を支える~【遠隔授業風景】
精神看護学Ⅱ 第9回目『精神障がいをもつ人への地域での生活支援』についての遠隔授業は、地域の精神障がいをもつ人の支援を行っているNPO法人からお二人のゲストスピーカーをお迎えし、行われました。
司会進行を務めます寳田穂先生
このあと、機械トラブルに見舞われます。
その後、気を取り直して・・・
まず初めに、『NPO法人 精神障害者支援の会ヒット すいすい』の小西和之先生よりお話ししていただきました。
小西先生からは、センター開設に至る経緯や困難さ、精神障がいのある人への報道のあり方、歴史的な背景についてのお話がありました。
そして、精神看護学実習で看護学生に学んで欲しい以下の4つのメッセージをいただきました。
1. 患者様というフィルターを外してください
2. 地域の社会資源を知ってください
3.入院生活から地域生活への流れを知ってください
4. 精神障がい者も一般科に通院・入院していることを知ってください
このメッセージを肝に銘じ、実習ではたくさんのことを学びましょう。
続いて、『NPO法人くぬぎ』の小谷麗子先生よりお話ししていただきました。
小谷先生からは、精神障がいのある人への就労サポートについて、就職に向けた準備や就職活動の実際、就労を継続するための具体的な支援についてのお話がありました。
精神障がいのある人々が地域で生活をしていくための支援は、「私の使命です」とおっしゃっておられたのがとても印象的です。
学生からは、「社会で自立して生活をするために様々な支援があることを学んだ」「支援があることで精神障がいのある人がその人らしく生きられることに繋がっていると感じた」「地域での現状を知ることができた。看護学生、看護師として今後しっかり考えていきたい」などの感想がありました。
とても意味深い学びとなったようです。
9月からの臨地実習に向けて、しっかり準備を整えて頑張っていきましょう!!
基礎看護技術演習の動画配信の準備をしています
基礎看護技術演習の授業として、通常ならば学生は、実際に目の前で行われるデモンストレーションを見て学習します。
今はそれができませんので、教員はデモンストレーションを動画で配信するための準備をしています。
今回は「浣腸法」のデモンストレーションの撮影現場の様子を紹介します。
入念に撮影のリハーサルをする山口先生
2年生は前期に治療の援助を学びます。安全で確実な援助方法を実施できるようになることが大事です。
「三密」を避けて2名で換気をしながら撮影が行われています
学生にはこの動画を見て少しでも学習を進めてもらいたいと思っています。
早く、実際に演習授業がしたいですね。
そのためにも今はSTAY HOME。
遠隔ゼミやってます
現在武庫川女子大学は登学禁止です。
学生たちは、教員から送られた資料や講義動画を見ながら自宅でそれぞれ学習を進めています。
今日は4年生のゼミについて紹介します。4年生は「卒業演習」という授業科目で研究室に所属して論文を仕上げます。本来なら研究室に集合してそれぞれのテーマについての意見交換を行うのですが、今はそれができません。しかし、このようにインターネットで自宅と教員の研究室をつないでゼミを行っています。
みんな元気そうでよかった!!by 片山先生
しばらくこのような不自由な状況は続くかもしれませんが、学生たちはSTAY HOMEしながらそれぞれの課題に向かって頑張っています。
先輩にインタビュー(1年生)
1年生の後期科目「初期演習II」ではレポートの書き方やプレゼンテーションなど、大学生活に必要なスキルを学びます。
4年生の先輩にインタビューして、試験や実習の乗り越え方、進路の決め方や就職試験対策、国家試験対策などのアドバイスを聞き、最後の授業でグループ発表しました。
定期試験、実習、就職、国家試験、どれも1年生のときからコツコツ積み上げることが大切だと学びました。
インタビューに協力してくれた4年生の皆様、「後輩への置き土産」をありがとうございました。
看護学科卒業論文発表会(4年生)
11月27日(水)4年生の看護学科卒業論文発表会が行われました。
指導教員のもと1年以上かけて研究を行い、その成果を発表します。
場所は新しくできた高架下の武庫女ステーションキャンパス・アネックスⅡです。
洗礼されたデザインでステキ!明るくてとても綺麗なキャンパスです。
卒業研究をまとめたポスターを作成し掲示しました。
実習や就職活動、国家試験の準備をしながら良く頑張りました。
ポスターを掲示して準備万端です。
4年生全員が1~6群に分かれて発表を行い、質疑応答では積極的に意見交換が行われました。
無事に研究成果を発表することができました!
研究結果をまとめて発表することで多くの気づきや学びを深めることができたと思います。
看護師として働く上でこの学びを是非活用して下さいね。
次はいよいよ国家試験ですね。ラストスパート頑張って!
看護職の魅力を伝える(教員の体験談)
1年生の「初期演習」では、将来の仕事(キャリア)について考える機会をつくっています。
今回は看護職として先輩でもある教員から、看護師・保健師・助産師の活動について話を聞きました。
まず、川原 恵先生(基礎看護学分野)が看護師として、救急やICUなどの急性期病棟で働いていたころの話をされました。
川原 恵先生
実はCA志望だったとか
次に、公衆衛生看護学分野の田野 晴子先生から、保健師として勤務していたときのお話を聞きました。
家庭訪問をし、地域に住むご家族と信頼関係を築きながら支援をする、保健師という仕事の魅力が伝わりました。
保健所で勤務されていた田野 晴子先生
助産師の谷郷 智美先生(母性看護学分野)は病院のほか、地域の新生児訪問指導や、学校の思春期保健教育など幅広く活動されています。
谷郷 智美先生
1年生も”先輩”の話を真剣に聞きます
看護師で働く、あるいは進学して保健師や助産師になるためには、看護師免許を取る必要があります。
ということで、最後は看護師国家試験対策チームの田丸 朋子先生と山口 晴美先生から、1年生からしておくべき受験対策についてお話がありました。
山口晴美先生
全員合格に向けて、がんばろう!
甲子園会館の見学(1年生)
快晴の11月のある日、1年生の「初期演習II」という授業で、甲子園会館を見学しました。
甲子園会館(旧・甲子園ホテル)はアメリカの有名な建築家フランク・ロイド・ライトの愛弟子である遠藤新によって設計された昭和の名建築です。
現在は武庫川女子大学上甲子園キャンパスとして、建築学科の学生の学び舎となっています。
屋上にも上がりました
正門の大きなヒマラヤ杉が印象的です
11月30日(土)・12月1日(日)は「武庫川女子大学甲子園会館ライトアップ2019」が開催されます。
いずれも午後5時~8時(開門は午後4時半)で、事前申込不要・入場無料です。
老年看護Ⅰ演習 高齢者疑似体験
9月20日 老年看護Ⅰの演習で高齢者疑似体験を行いました。
白内障が体験できるゴーグル、老人性難聴が体験できるイヤーマフ、腰が曲がった姿勢を体験できるシニアポーズを装着し、高齢者の感覚を体験。
前が見えにくいし声をかけられても気づきません。
バランスが悪く、歩きにくくてとても体力を使います。
新聞や雑誌はルーペがあると良く見えます。
お箸で小豆をつかむのは難しい!
演習を通して高齢者の気持ちを知る良い機会になったのではないでしょうか。
この気づきを高齢者看護に生かして下さいね!
模擬保健指導(3年生・母性看護学演習)
母性看護学実習では、退院を控えた受け持ちの褥婦さん(出産後の女性)に生活指導をすることがあります。
その準備として、3年生は小グループで保健指導案と教材(リーフレット)を作り、他の学生に模擬指導をする演習に取り組みました。
子育て中の谷郷智美先生からアドバイス
実習で活用する機会があるといいですね。
レクリエーションを体験しよう(3年生・精神看護学演習)
精神看護で行うレクリエーションは看護師と患者さんにとってのコミュニケーション・ツールの一つであり、治療的な意味もあります。
3年生の精神看護学演習では、学生自身が「喜び」「不安」など自由にテーマを決めて創作し、どんな意味があるのかを体感しました。
楽しかった夜の思い出を描く画伯
アンパンマン工場のジャムおねえさん?
楽しそうに作っていますね
心光世津子先生も作品に興味津々
この作品は…
白くまの親子
本日のランチ?
夢の家(トイレは屋外)
今日の体験が精神看護学実習で生かせるといいですね。
基礎看護技術演習Ⅰ ~食事の援助・口腔ケア~
7月12日(金) 食事の援助・口腔ケアの演習がありました。
治療上、起き上がることのできない患者さんの食事介助
患者さんのペースに合わせて、飲み込みはできたか、一口の量はこれでいいのか、どのようにしたら食べやすく安全に食事ができるのか・・・
目の見えない患者さんに対しての食事介助
お盆に食事がどの位置に置いてあるのかを一緒に確認、食器を置く位置の工夫・・・
色々な方法を試すことで食事介助の難しさや大切さを学ぶことができましたね。
山口晴美先生
美味しく安全に食事をするには口腔内の清潔も重要です。
学生にブラッシングの力加減やガーグルベースンの角度などをアドバイスする山口先生♡♡♡
人に口の中を見られたり触られたりするとどんな気持ちになるのか体験できましたね。
今後の実習に活かしましょう。
コミュニケーション技術演習(2年生)
初々しいユニホーム姿の2年生は、患者さんとのコミュニケーションについて考える演習をしました。パジャマを着ている学生は、心臓の病気で入院した成人期の女性の患者さん役をしています。
ベッドで横になっておられる患者さんに話しかけるのはどの位置が良いのか、椅子の位置はどこが良いのか・・・。
これで大丈夫かな?っと、ちょっと自信なさげに始まりましたが、だんだんと患者さん役の学生からも笑顔がたくさん見られるようになりました。
看護師役が全員終了した時点で、患者さん役を交えて振り返り。
「患者さんによって話したくないこともあるかもしれないし、どこまで掘り下げて聞いても良いんだろう?」「患者さんの表情や反応を見ながら判断することも必要ですね」
それぞれのグループで話し合った内容を発表していただきました。
患者さんとする話の内容だけでなく、表情、声の調子、大きさ、視線の位置、少し前傾姿勢のほうが良いなど、非言語的なコミュニケーションによる患者さんへの印象について、とても良い気づきがたくさん発表できていました。
この演習経験を大切にして、臨地実習でも頑張ってくださいね。
今回の演習指導教員:久米先生、片山先生、清水先生、田丸先生、山口先生(写真2枚目中央)、川原先生(写真1枚目中央)でした。
お疲れ様でした。
精神看護 ロールプレイ演習(3年生)
精神看護学では、臨床で出会う場面を想定して役を演じ、疑似体験を通じて学習する「ロールプレイ」の授業がありました。
心光先生の号令でロールプレイ開始!
設定:患者さんは、人とコミュニケーションが上手く取れず疲れてしまうと幻聴も強まります。学生の実習には協力したいけれど、正直はやく切り上げたいという場面。
学生が気になるけど、
イヤホンをつけてうつむく患者さん役(右)
何とか患者さんとコミュニケーションを
とろうと頑張る看護学生役(左)
患者役と看護学生役を入れ替わり、次の場面のロールプレイへ。設定患者さんのしんどさは分かったけど、どんなふうにかかわろうかな。
患者さんが好きな音楽や本の話をしてみようかな・・・。
声かけの内容や学生の判断に
やさしく声をかける寶田先生、谷口先生。
この授業には、臨床の看護師さんもサポーターとして参加してくだり、多くの体験に基づくアドバイスをいただきました。
良い学習が出来ましたね。
3年生 成人看護学演習 術前のケア・術後の離床援助
3年生の成人急性期の術前・術後の演習のご紹介です。
急性期看護学実習では、全身麻酔下で手術を受ける患者さんを受持ちます。
実習に行く前に術前・術後の援助の演習をおこなました。
術前看護で弾性ストッキング装着の援助の演習
術後看護は術後観察と離床の援助の演習です
患者さん役は4年生の先輩です。
実施後は先輩からよかったところやアドバイスをもらいます。
9月末からいよいよ実習がスタートします。
がんばれ3年生!!
3年生 創傷ケア演習
成人急性の創傷ケアの演習のご紹介です。
この授業では傷がどのように治るのかや、治癒を遅らせる要因などについて説明をうけ、手術のあとの合併症についても学習しました。
手術で挿入されたドレーンにはいろんな種類があり、挿入されている部位や目的も違うことから、きちんと知識を持って観察することが重要だと理解できました。
2限目には色々なドレーンの固定方法を実践したり、学生同士でガーゼやフィルムドレッシングを貼ったり剥がしたりの演習をしました。看護師が行う技術によって、感染を予防したり動きやすさに影響するのだとわかり看護ケアの重要性を再認識した授業でした。
ガーゼの固定はテープを引っ張らずに両サイドを撫でつけるようにやさしく。
テープの長さもちょうど良いと褒められました。
フィルム材は驚の薄さ。
でも皺なしできれいに貼れました(^^)v
病院実習でもがんばります!
2年生 小児看護学Ⅰ:小児救急について
2年生の小児看護学Ⅰという各論の授業の中で、
本日、中野こども病院 外来副看護師長の井上先生にゲストスピーカーとしてお越しいただきました。
井上先生は小児救急看護認定看護師としても活躍されていまして、
救急看護という特殊な場面における稀有なご経験の中から、
今日は小児科外来でのトリアージや、虐待の実際についてもご講義いただきました。
中野こども病院の井上幸子先生
その現場で活動されている看護師だからこそ経験する様々な事例や、
外来看護師として何ができるのかといった看護技術や家族へのサポートのお話もあり、
大変勉強になりました。
学生たちも、普段聞けない話に興味津々と耳を傾けていました。
成人看護学演習~呼吸音の聴診と酸素療法の演習~
3年生を対象に、呼吸を楽にする看護技術の演習でした。
酸素マスク、酸素ボンベなど、基礎看護技術演習で基本的なことは学んだものの。。。
その時は、具体的なイメージはついていませんでした。
学生を指導する布谷麻耶先生
しかし、今回は、実際にマスクの装着をして、呼吸に障がいのある患者さんになりきりました。
患者さん役は患者さんの苦しみや不安をイメージができ、看護師は患者さんを支えるために、必要な技術や生活に必要なことが何か考えることができた演習でした。
実習でこのような患者さんに出会って学んだことが活かせればいいですね。
3年生 精神看護学 グループコミュニケーション
3年生の精神看護学(グループアプローチ)の授業において
グループダイナミクスの演習を行いました。
今回は、グループでのコミュニケーションに焦点を当てました。
精神看護学では「人の話を聞く」ことが特に重要な看護技術になります。
こういった見えない技術は、体験しながら学んでいく必要があります。
今回、各5~6人で1グループとなり、
各人があるテーマで自分の体験について話をします。
その時聞き手側の態度の変化によって話し手がどう感じるのかを経験する演習です。
まずは自然に振る舞ってもらいます。
にこやかに自然に話を聞いてます
次は「聞かなきゃいけないから仕方なく聞いている」といった嫌々聞いている感じを出します。
よそ見をしたり、目を合わせません
最後に、「相手のことを理解したい、知りたい」という態度で尋ねたりもしながら聞いてみます。
前のめりで聞いています
さて、話し手の人はどう感じたでしょうね。
聞く姿勢ってほんとに大事ですね。
次に、複数グループが合わさって、各人が話をしてみます。
大勢を相手にするとまた雰囲気が変わりますね
最後には、45人のグループでのコミュニケーションを体験しました。
グループダイナミクスは、参加者一人ひとりの態度や人数などによっても違ってくるので、
グループアプローチではグループ構成も考える必要がありますね。